ここまで「ひらがなばかりの文」「カタカナの多い文」「不必要に漢字の多い文」「アルファベットの多い文」の4つを同じような手法(印象を弱めるための方法)として見てきたが、よくよく考えてみるとこれらは二種類に分類できるのではないかと思うようになった。
一つ目は「意味の通じ難い単語を用いる」という手法で、「カタカナの多い文」「アルファベットの多い文」がこれに該当する。
もう一つは「文の意味区切りを曖昧にする」という手法で、「ひらがなばかりの文」がそれに該当する。
「不必要に漢字の多い文」は、そのいずれもに適用可能な気がするが、どちらかと言えば一つ目になるだろうか。
あと「句点も読点も無い文」は二つ目、「方言での文」は一つ目に分類できるような気がする。
表にまとめると、以下のようになるだろう。
分類 | 手法 |
---|---|
意味の通じ難い単語を用いる | カタカナの多い文 アルファベットの多い文 不必要に漢字の多い文 方言での文 |
文の意味区切りを曖昧にする | ひらがなばかりの文 句点も読点も無い文 |