ということで、ここまでに例に挙げてきた悪文を分類しておく。
分類 | 手法 | 使い勝手 | 特徴 |
---|---|---|---|
意味の通じ難い単語を用いる | カタカナの多い文 アルファベットの多い文 不必要に漢字の多い文 方言での文 | ○ | 難解 |
文の意味区切りを曖昧にする | ひらがなばかりの文 句点も読点も無い文 | △ | 難読 |
必要な単語を省略する | 主語の無い文 述語の無い文 | △ | 詩的 |
文法の間違った使い方をする | 助詞のおかしな文 主語と述語の対応がおかしな文 単語の順序がおかしな文 | × | 奇妙奇天烈 |
文と文の繋がりを曖昧にする | 接続詞のおかしな文 全く脈絡無く文を並べる | × | 支離滅裂 |
これらの印象の強弱については、文章の中での位置付けとあわせて、今後考えてみたいと思う。
次は、文章の中での使われ方の例を見ていきたい。