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雨谷の日和

過去12年で1,600を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

良文と悪文の使い方のまとめ

ということで、ここまでの結果を表にまとめておこう。
あくまでも私個人の感じ方を基準にしているのだが、参考にはなるかも知れない。


○文の意味区切りを曖昧にする悪文の場合

使い勝手特徴
良文のみ明解
良文が最初論旨明確
良文が中頃違和感挿入
良文が最後×唐突な終わり
悪文が最初×曖昧
悪文が中頃厚み薄い
悪文が最後×うやむや
悪文のみ難読


この例の悪文の場合、長文の効果とほぼ同じと言って良いと思う。
ただ、短文と長文の組み合わせよりも、良文と悪文の方が混じり具合が悪い(反りが合い難い)ので、違和感が強調される傾向にあるようだ。
長文よりも一層の違和感を得たい場合に、有効な手段と言っても良いかも知れない。


○必要な単語を省略する悪文の場合
使い勝手特徴
良文のみ明解
良文が最初明確詩的
良文が中頃違和感挿入
良文が最後詩的解決
悪文が最初印象的な始まり
悪文が中頃意味深
悪文が最後尻切れトンボ
悪文のみ詩的


この場合は、全体的に詩的な雰囲気になるようだ。
詩という表現が一般的に認知されているので、他の悪文に比べると違和感は薄れているような気がする。
行間を狙った表現にも見えるので、独特の効果があるようだ。使い勝手も悪くない。


○文法の間違った使い方をする悪文の場合
使い勝手特徴
良文のみ明解
良文が最初明確詩的
良文が中頃×奇妙奇天烈
良文が最後×奇妙奇天烈
悪文が最初突飛
悪文が中頃×文脈撹乱
悪文が最後唐突な終わり
悪文のみ×奇妙奇天烈


この類の悪文の場合、使い方は非常に限られていると言って良いだろう。
悪文の癖がかなり強いためか、良文よりも文章全体に与える影響が大きいような気がしないではない。
全体をこのタイプの悪文で綴るのはかなり力の要る仕事になりそうだが、文章のアクセントとしての使い方には色々な応用がありそうである。


ということで、悪文考察はここで一区切りにしようかと思う。
異なるタイプの悪文の組み合わせなど、他にもまだ色々と思いつくのだが、ここはいったんの区切りとしたい。
今まで書いて来て、文章における文の位置というものには、印象に対するある程度の役割分担がありそうな気がしているので、まずはそちらについてちょっと触れた後、esper氏からも提案のあった文調のテーマを扱ってみたいと思っている。