雨谷の日和

過去12年で1,600を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

「ジョン平とぼくと」感想

ジョン平とぼくと (GA文庫)

ジョン平とぼくと (GA文庫)

滅多にライトノベルは読まないんですが、いや、昔というか高校生の時分には手当たり次第読んでいたりもするわけですが、最近はめっきりというか、本を読むこと自体が少なくなっておりまして、うーん、その原因が何かとつらつら考えますと、これはつまり自身ただ単独なる時間の減少傾向と言いますか、要するに本を読もうとするとおむついっちょで襲い掛かってくるヘンな生き物にまずはその責め苦を負わせてしまえと思わないではない今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでありましょうか私は元気です。
というか、この三連休、風邪っぴきで寝込んでたんですけどね。いや、寝込んでたというほどでは無いんですけどね。ということでライトノベルくらいなら読む時間も出来たこれは風邪さまさまと拝み倒して、そろそろ風邪の細菌様にもご退散願いたいトコロではあるわけです明日から仕事だし。
だいたい2時間くらいでしょうか?この本を読むに当たって確保しておけば良い時間は。最近の世の中の傾向については浅学にしてあまり存じておらぬわけですが、速読なる人々であれば、15分で読めてしまえたりするのでしょうか。平均的な、ライトノベルを嗜む方々(がどんな種類の文化圏に属するのかは知りませんが)の読書速度についても分かりかねていますが、私の2時間という時間が目安になれば望外の幸いと思わないでは無いわけです。
思うに、文章というものを楽しむというそういった趣味は、書籍なり雑誌なりといった大衆に広く頒布されるような形態で、文章が出回るようになってから確立されたものでありましょう。今ではゲーム、ちょっと前まではテレビジョン、昔は映画、そういったものが世に出回り始めたときに「そんな趣味はオマエの頭を悪くする」といわれた(んですよね?)のと同じように、この文章を楽しむという趣味もまた、その出回り始めの頃はきっと「亡国の徒の嗜みである」とか言われていたに違いありません。
そういう時代では、書籍を頒布するのに必要なコストは商業ベースでの効率化を必要としていたわけで、それは効率化をもって世の民衆の益と為すことが確実であり、その効率化を促すための法整備の一つとして著作権などが確立されて行ったのではないかと思うわけですが、そんなことはまあ、あまり今回の話とは関係しないんですが、要するに何が言いたいかというと、結局のところ書籍なり雑誌なりというものは、頒布の効率化のための文章のパッケージ販売だったのではないかという、私の素朴な考えをちょっとだけ聞き知っておいて頂ければこれ幸いというかなんというか、まあ、回りくどくて毎度申し訳ありません。敬具。
で、それをベースに何を言いたいかというと、この「ジョン平とぼくと」の作者の人の文章は、ネット上でもたくさん拝読できるわけで、そんな方の文章を何故にわざわざ書籍という前時代的なパッケージ販売でもって、有料でもって読まねばならんのか、それってつまり、「ちょっとお金儲けしてみたくなった」とかそういうことですかこの拝金主義者め資本主義のブタめ既得権益者の手先となった狗野郎、とかそういうこと?否、否、否、もちろん全身全霊でもって否である。
パッケージ販売にはパッケージ販売の利点があるのであり、それはネットでの文章頒布とは共存できる何かであり、この本にはパッケージ販売でもって広く読まれるに足る、付加価値があるとまずは明言しておく次第であります。
思うに、ネットで楽しまれている文章というものは、広く浅く日常的に消費され続けるという形態が基本であり、2ちゃんねるで長文レスが嫌われているという一点からも、一つの文章を楽しむのに個々人が掛けても良いと思える時間というものがかなり短めであるとの推論が成り立つのではないでしょうか。私の感覚では、そのネットにおける一つの文章を楽しむのに掛けても良い時間というのは、約3分ではないかと感じられまする。あとは、その個々人の読書スピードによって、その3分以内に読めるだけの分量が、適正量として認識される、とかそういうことなんではないかと。日本におけるインターネットの黎明期、雑文と呼ばれた一連の作品群が約3000文字程度の長さだったわけで、その後日記・テキスト系と呼ばれた作品群が1500文字程度、ブログが1000文字以下というこのスタンダードな文章の長さの変遷は決して書き手のレベルの劣化の証というようなものなどではなく、インターネットの普及に伴い、その参加者全体の平均的読書スピードの変遷と一致するのではないかと勝手な仮説を立てているのは、つまり私なのでした。まちがってたらごめんなさい。


さて、前置き(というには長すぎますが)はこれくらいにして、本題であるこの「ジョン平とぼくと」の感想に入りたいと思います。が、紙面が尽きたので今日はこれにて……嘘。書きます嘘ついてごめんなさい。
ただ、ネタバレしないように書かなければいけないでしょうから、あまり書くこともないんじゃよ。それにじーさんヴォケてて内容あまり覚えとらんしのぅ。
ということで、覚えているところだけネタバレしない程度にかいつまんで。


・なんか、幼馴染が可愛かった。
・美人の女教師が出てきて、しかも眼鏡だった。
・委員長はやっぱり美人で、明るいイイ子だった。
・猫やら犬やら猿やら、可愛いペットで満載だった。


よし、こんなもんかな?作画は銀八という方がやっておられるようです。私は銀八氏については存じ上げていないのですが、内容に適した、落ち着いた雰囲気の味のある滲み具合が良かったと思います。音楽は、小説なのでもちろんありませんから効果音は脳内補完して下さい。演出、これは常々思っていたことなのですが、作者の人の回りくどい伏線は雑文とかの長さよりも、こういったある程度の長さの中でこそより活きてきているような気がします。シナリオは、きちんと伏線も主人公の心情もきれいにまとめているので、オッケーだったと思います。ただ、まとめ方が作者の人の独特のほんわりとした曖昧さで仕上げられているので、恐らくこのGA文庫とやらが対象としているであろうターゲット層に、それが的確に伝わるのかと自問自答したところ「びみょー」という回答がかえってきちゃったりしましたが文句つけてるみたいですみません。
あと難点をつけるとしたら出だしの第一章の3、くらいまでかなぁ?文章のイメージがちょっとぶれてて、最初はとっつき難かったかも。書いているうちにノってきたってヤツでしょうか。柳センセイが出てきた辺りから、世界が活き活きとしてきたような感じでした。まー、私の個人的な感想なんて、どうでもいいですね。


ところで、続刊はいつですか?