雨谷の日和

過去12年で1,600を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

アニメのビジネス的な面の個人的な雑感

そういえば、最近アニメの売り上げが低調だとかいう話がありますね。まあ、不況になれば娯楽モノは不調になるのが普通なので、そういうのをいちいち気にしてても仕方が無いと思っています。そもそも、アニメってお仕事としてはちょっと事業の継続性に難しい面を抱えているので(ここらへんはゲームとかと事情は似ているかも)、ちゃんとお金が回るようなビジネススキームを構築する必要がある、ということだと個人的には思います。
例えば、ジブリとかポケモンとかはビジネスとして何年も安定してやっていけてる訳で、不況とかバブルとかとはあまり縁が無さそう(実際には外部要因でのブレはあるんでしょうけども)ですよね?ヲタクのお兄様方向けのアニメというのは、実はまだ産業としての呈を為していなくて、制作委員会方式の分配システムが、ようやく手塚アトム時代とは違うお金の回し方になり始めたとか、そういう状態なんだと思います。手塚氏のアトムビジネスが、今のアニメの低価格の原因であるとかいう話も聞きますが、あの当時のあの社会状況で、曲がりなりにもアニメをビジネスとして継続性のあるものに仕立て上げたその腕力は実は物凄いモノであるという気が、個人的にはしています。手塚氏の考案したお金の回し方が今の時代には合わなくなってきているということであれば、それは変えれば良いだけの話で、もしも変えられないのであれば、それは今の時代のアニメの企画やっている人達に、手塚氏の腕力に比するものが足りていないという、それだけの話かと。
つい最近まで、GONZOとかが投資モデルのアニメビジネスというのを試行していましたが、これはバブル崩壊の中で失敗っぽい感じに決着しつつあるところだと認識しています。残念なことです。バブル崩壊が無ければ、粗製乱造と言われながらも、もしかするとビジネスとして真っ当に立ち上がる日が来たかもしれませんが。
あと、ビジネスとしての継続性の話と、アニメの作品としてのクオリティの話はまた別であると、個人的には思っています。結局のところ、ある産業のクオリティ向上というのは、優秀な人材をいかに投入出来ているかに比例するので、もしも最近のアニメの質が下がっているとするならば、優秀な人材がアニメ業界に入らなくなっているということを懸念することになります。まあ、個人的にはアニメの質が下がっているとはあまり思えないので、そういう懸念は今のところ持っていません。例えば、中国に動画を外注する話一つを取ってみても、5年ほど前は中国動画と国内動画でかなりの質の差がありましたが、今ではそういうのもあまり気にならなくなっています。これは、国外外注におけるノウハウの蓄積と、その管理体制の構築が軌道に載ったためと個人的には考えていて、そういった面で地道な努力がアニメ業界で継続されていることは、ファンとしては頼もしい限りなわけです。中国の職人さんの技量が上がったという仮説もあるとは思うのですが、中国で作成されている中国向けのアニメを見る限りでは、そうした技量の向上はあまり表面化していないように感じます。結局、中国の職人さんの技量の向上を、上手いこと活かせているのは日本の制作メンバーであるということなのではないかと。
そういえばハルヒは、3年前とほぼ同じクオリティで作画を造り込んできていますが、3年前と今とで、制作費に違いとか出ているんでしょうかね?個人的にはそういう細かい話は大好きで、もしもコストダウンしているようであれば、その要因分析とかすると、3年前から何がノウハウとして向上しているのか、結構色々なことが分かるような気がします。まあ、作画以外にもアニメには色々とコストのかかる部分があるので、そういうのも切り分けて比較しないといけないとは思いますが。


データも調べずにいい加減なことを書いているので、本気にしないように。