雨谷の日和

過去19年で2,600を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

2010年07月期雑感

8月、暑いですねー。中間感想、書いておこうと思います。

[2010年07月期](中間時)
01.→ ストライクウィッチーズ2
02.↑ 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
03.↓ スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
04.↑ みつどもえ
05.↓ 刀語
06.↓ 会長はメイド様!
07.↓ 屍鬼
08.↓ ハートキャッチプリキュア!
09.↓ 世紀末オカルト学院
10.→ ギャグマンガ日和+
11.→ イナズマイレブン
12.→ けいおん!!
13.↓ こばと。
14.→ HEROMAN
15.→ 祝福のカンパネラ



ストライクウィッチーズ、安定した作品の質とそれぞれのキャラの掘り下げの妙に加えてヴァカ満載の企画力、それでいて敵のカードの切り方がかつてのエヴァンゲリオンを思わせる充実っぷり、もはや何も言うことはありません。感情の機微とかの表現力はもちろん、よく見ると映像的な伏線、安定した視線移動と構図とカット割りでよく計算されていることが分かります。もはや名作。
HOTD、スタッフの熱意が感じられる実に良い作品です。毎週が楽しみですね。ゾンビはゾンビでしか無く、弱点も多いし行動パターンも既に読めている、ということで、描写の中心は極限状況の人間模様に移っています。世界観としてのゾンビというか。
スターウォーズ、安定しています。それにしても敵分離主義者にはジェダイのデータベースがあって、「アナキンは勇猛果敢」とか「ケノービはトリッキー」とかそういう評価がいちいち為されていて、しかもそれが知識として共有されていて作戦立案に活かされているとか、とてもUSAな描写に微笑ましさがあります。どっちかというとジェダイがフォースのスーパーパワー頼みで力押しなのに対し、分離主義者はそれぞれの個性を活かして作戦を立ててくるというか。まあ、手駒がドロイドなので全体的に雑なんですけど。
みつどもえ、誤解ネタとか言葉攻めとか、そういう力押しのネタが多いんですが、勢いのある作風がきっちりアニメになっていて面白いです。キャラはもちろんそれぞれ個性豊かなんですが、どちらかというとモブにエネルギーが充満しているというか。
刀語、ロボット編はまあ、エネルギー切れで決着と。もう一つのヘンタイ刀が二丁拳銃らしいので、あと三つですねー。というか、オチとしてキョトウ流が最後のヘンタイ刀とか、そういうことであるなら、あと二つかもー。不忍のお兄さんが二丁拳銃使い?とすると鳳凰さんが何かを使うとして、あと一つ、ネタを仕込めますね。それにしても怪力娘の出番があれっきりとは…。割り切ってるなぁ。
メイド様、順調ですねー。実に順調です。この話、主人公は成長もしないしイケメンへの想いもそれほど変わらない、友達関係でトラブルになったりもしないしだからそういうネタの解決もなく、淡々とイベント行事をこなして周辺の事件を丸く収めていくという感じなんですが、ようやく、イケメンの深層心理への探検が始まったようです。ふーむ。イケメンは、幼少のトラウマが原因で人を深く愛することを怖がっているとかそういうことで、これからはそのトラウマをイケメンが乗り越えて一気にデレるとかそういう筋書きなんでしょうか。正直、イケメンのツンデレ過程を見届けるとか個人的にはキモいんですが、まあ仕方なしとしましょう。ホモ話なら普通に鑑賞できるんですが、相手が女子のノンケだとどうもいかんね。なんでだ。
屍鬼、おっと、吸血鬼ネタの方が本筋なんでしょうか。吸血鬼とみせて、じつは医学的に説明可能な現象なんじゃないかと勘ぐってましたが、実は直球?それともあの青い髪の毛の兄さんが嘘つきで実は起き上がりというのは村特有の病気とか?まあ、いずれにしても先行きが楽しみです。この作品の場合、ゾンビ(吸血鬼?)そのものが話のコアで、謎の中心に位置するというのが、HOTDと違うところですね。人間模様とかホントどうでも良い感じ。
プリキュア、夏休みネタで楽しんでいます。基本を押さえた安定した演出と、シンプルで分り易いシナリオ、それでいて世界観としてきっちりと深堀しているところは教科書的で良いです。
オカルト学院、夏のホラー三作品の中では一番ライトなノリですが、主人公マヤのキャラ的な魅力が物語を引っ張っている感じがありますね。もうちょっとオカルト方面のカードを安定して切ってくれると馴染むんですが、人間模様にも足を突っ込んでしまうところが中途半端な印象ではあります。もう少しギャグに比重を置くとかしても良いかも知れませんよね…。この作品の場合、オカルトは物語の味付けであり、コアであるというちょっと矛盾したような位置づけになっているところがあります。
ギャグマンガ日和、いつのまにか再放送の繰り返しになっているような…。
イナズマイレブン、カゲヤマさんがハンパないっす。というか、わざわざダークな敵を出す意味合いってなんでしょうね。サッカーをサッカーとして楽しめないような気がしたりもします。というか、まあ、そもそもアレにサッカーとしての楽しみというのは余り無いんですけれどもw
けいおん!!リア充マジお疲れ様。キャラの心情描写が丁寧すぎて吹く。というか、それ以外はなんにも無い作品ですが、そこだけに特化して予算つぎ込みまくっているのがスゲェ。
こばと、くらい、暗いですよ。誰か世界を救ってやってくれ。
ヒーローマン、えーと、宇宙人の残党というネタでしょうか。なんだろうな、この一貫性の無さは。もうすこし、描きたいものの中心を定めてそこから物語なり設定なりを展開したほうが良いと思うんですが、このままだと身内大戦が世界を救うとかいうコップの中の大戦争みたいなことになりそうでアレです。まあいいけど。
カンパネラ、アニエス可愛いよアニエス。


まあ、そんな感じです。