いやー、今月からいきなり寒くなりましたね。インフルエンザの流行もちらほら始まっている様ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
それはともかく、アニメの感想です。
[2017年10月期](中間時) 01.→ 宝石の国 02.↑ ボールルームへようこそ 03.↓ 結城友奈は勇者である 第2期 04.→ キノの旅 -the Beautiful World- 05.↑ 魔法使いの嫁 06.↓ 3月のライオン 第2シリーズ 07.↓ 食戟のソーマ 餐の皿 08.→ 牙狼 VANISING LINE 09.↑ 十二大戦 10.↑ アイドルマスター SideM 11.↑ Infini-T Force 12.↑ Just Because! 13.↑ 少女終末旅行 14.↓ クジラの子らは砂上に歌う 15.→ ネト充のススメ 16.→ ラブライブ!サンシャイン!! 第2期 17.→ ブラッククローバー 18.→ Fate/Apocrypha 19.→ いぬやしき
宝石の国、なんというかお間抜けフォスフォフィライトさんが心の赴くままにトラブっているうちにじゃんじゃかパワーアップという謎シナリオ。大好物ですっ。溶ける捕まる砕ける。世界観を縦横無尽に活かした筋立てが実にお見事なのですが、これって最初から狙っていたんだとしたら凄いですね。そしてそのシナリオに負けない映像美、宝石たちのキラキラ感一つ一つに個性も見えるというこだわり画面に見入ります。
ボールルームへようこそ、エピソードを積み重ねるごとに主人公と一緒に競技ダンスの奥深さを知るという。そしてパートナーとの関係性にもハタと得心がいく瞬間があるという。ほんの1ヶ月くらい前はセンゴクさんとそのパートナーさんが物凄くギスギスしていたりしていた場面を見て、「ああセンゴクさんはパートナーとうまくいっていないんだな」とか呑気に眺めていたのですが、今思えばそれは競技ダンスに真摯に向き合う二人としてはむしろ健全な在り様であったと気づかされたり。凄い。
結城友奈は勇者である、わっしー編が定められた結末へと至り、そしてそのっちが伝説になり、ゆゆゆが帰ってくる。ここまでは既定路線ですし覚悟もできていたわけですがそれでも物悲しいお話でした。ここからはまだ見ぬ結末への飛躍となるわけですがさて、どんなことになるのかハラハラと見守っています。
キノの旅、色々と皮肉なお話を繰り出してくるこのシリーズ、キノさん以外にも主人公がいるという趣向だったのですね。なるほど。ところでこの世界ではバイクさんたちは皆人語を操るということでいいんでしょうか。バギーは喋らないみたいですけども。リクは特別な犬なのかな? 主人公たちのそれぞれの考え方の違いみたいなものもある様で、師匠とキノさんとシズだと同じ様な状況でも違った答えを出してくるというのはちょっと面白いですね。キノさんはどちらかというと自己チューな印象。
魔法使いの嫁、いやー、エリアスさんシャイすぎでしょ常考。もうちょっと自分の気持ちとちゃんと向き合わないとダメですね。何百年生きてても少年は少年のままということなのか、それともエリアスさんの特殊事情なのかは分かりませんが。逆に主人公は結構たくましいですね。目の前の状況や物事をありのままに受け入れるところから始めるので淀みがないというか。少女漫画としては典型的な組み合わせですが、魔法使いというのがどこまでその闇を広げていくのかが読めないというか。
3月のライオン、いや、本当に原作にきっちり向き合った造りでした。感服しました。この辺の表現は難しかっただろうなと思わないではないですが、貫きましたね。
食戟のソーマ、急転直下、爺さん解任劇からのディストピア。さてさて強大な権力を持つ十傑サイドに、主人公たち極星勢+αがどう立ち向かっていくのか。ただなんというかどっちかというと一年生vs上級生という構図になっている気が……。裸センパイも帰還してこれから総力戦なのでしょうか。
牙狼、とうとうエルドラドからの使者が。それも暗黒騎士ですよ。今度の暗黒騎士はかっこいいな。強いな。しかも腕利きの魔界法師と因縁のあるという設定はかっこよすぎて痺れますね。
十二大戦、意外にも干支の順に後ろからリタイアしていくという筋立て、嫌いじゃないです。中盤の盛り上がりどころで猿羊午が次々とちょっとあっけなく事切れるというのはまあ、維新さんっぽいといえば西尾さんっぽいわけで。竜頭蛇尾を節目に終盤戦に突入するのだと思いますが、猿を従者にした兎さんの見せ場は結構かっこよかったですね。あとはネズミさん? 勝機はどこにあるのか、先行きが気になりますね。
アイドルマスター、いやーおっさんアイドルとかどうやって見せ場を盛り上げるんだろうと無駄な心配をしていましたが、むしろおっさんにはおっさんの過去人生があるわけで、そこを絡めて今ここで輝くことを決意した経緯を描くというのは王道でもあり燃えますね。萌えというよりは燃えに寄っている気はしますが、そこはそれで面白いので問題ありません。先生アイドルとか個々の個性もおっさんおっさんしていて親近感も湧くし。一番人気は高校生アイドルって本当ですか。おっさんじゃないんですか。そうですか。
Infini-T Force、こっちもおっさんが熱く語る系になっている気がします。敵もおっさんだしな。主人公たちの立ち位置が第三者的な感じなのでお話的にちょっと作りづらい感じはあります。自分たちの世界を取り戻すとか、ここまではあまりそういう雰囲気ではなかったので、お話的にはどうでもよくなっているというか。エミさんがいつまでもうじうじしているだけの間に、敵側の中ボスたちの物語が語られるという趣向がメインになっている感じでした。
Just Because、んーっと、メインヒロインは主人公の友達のことが好きだったというわけではなく、実はずっと主人公のことが好きだったんだけど、その辺が過去の転校イベントで宙ぶらりんになっちゃってたから自分でもどうしていいか分からなくなっていて、そこからの修羅場ってことですかね? どちらかというとドロドロした感じの恋愛模様ですが嫌いじゃないです。この後は結末に向けての修羅場続きなのかもしれませんが、あまり暗い展開にならないで欲しいなぁとは思っています。
少女終末旅行、今のところどんどん上層階を目指している感じですが、上に行くと何かいいことがあるのかというとそんなこともなくて、食料には毎回苦労しているような雰囲気です。それでもどういうわけかのんびり日常系っぽく視聴できるのは主人公たちのキャラの造形によるところが大きいのかも知れません。
クジラの子らは砂上、なんだかクジラの子らはいつも内部でケンカしてますねー。感情を解放しちゃってるからこうなるのでは? という逆説的なシナリオなんでしょうか。一方で敵側は感情を抑制している割にはそういった特色を対比させるような作戦を取ってくるわけでもなく、むしろネジの緩んだ変な人をクローズアップして異常性っぽい演出をしていたりして、世界観と描きたい内容がかなりズレズレになっている印象がします。戦争モノじゃなくて冒険モノにしておけば……と思わないではないですが、まあ、そういう作品なので仕方ありません。
ネト充のススメ、とうとう身バレしてストーキングされてしまう主人公。いや、ちょっとそれは不用心すぎるのでは? あと元会社の人に道端でばったり会ってもテキトーに社交辞令しておいてほっておくのが対人スキルテンプレな気もしますが、主人公は実は元の会社に何か未練でもあるとかそういうことなんでしょうか……そういう描写はなかった気がしますが。ネットゲームを題材にしていても身の回りの狭い世界でお話を作りこんでしまった例になるかなぁという気はします。まあ、恋愛展開にしたかったのだと思うので仕方ないですが。
ラブライブ、ははは、シナリオのジェットコースター状態で第三者的には楽しいことになっています。キャラの造形とかもブレブレで定まらないですね。ラブライブへの情熱の再確認というのもタイミングとしては微妙なところで入れてきましたね。もっと早めに意思表明させておくか、もうちょっと最後でやるかした方が良かった気はします。本戦前に函館編を挟むとかもちょっと謎な構成で微笑ましいです。
ブラッククローバー、ジャンプ作品っぽい本作、定番的な展開でニヤニヤします。ヒロインは主人公の真逆な属性ってことなんでしょうか。身分は王族、魔法力は無尽蔵、でも実戦はまるっきしダメダメという。主人公とヒロインがコンビになってすごいことになるとかいうテンプレ展開を期待してしまいますね。
Fate/Apocrypha、ようやく最終決戦っぽい雰囲気になってきましたよ? アヴィケブロン先生とジャックちゃんは要らない子だったんや。どっちも黒陣営じゃねぇか。黒陣営ってそもそもが要らない子たちやんね。まともにサーバントしているのはアーチャーだけという。不憫すぎる。
いぬやしき、何がやりたいのかさっぱりです。まあ、テキトーなんだろうな。ビジュアルの印象の強さを競ってる感、あ、そうか。東京グールとかと同類と思えば不思議ではない。
こんな感じでしょうか。