はい、年末です。昨年末に「COVID-19、そろそろパンデミックも終盤戦か?」と書いていて、ところがどっこいいままさに最大の第八波の真っ最中というのが現実という。こういう日記みたいなものを書いていると過去の振り返りができて良いですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さてそれはともかく、アニメの感想です。
[2022年10月期](終了時) 01.→ モブサイコ100 III 02.→ 機動戦士ガンダム -水星の魔女- 03.→ ぼっち・ざ・ろっく! 04.→ 異世界おじさん 05.→ 陰の実力者になりたくて! 06.→ 弱虫ペダル-LIMIT BREAK-(第5期) 07.→ SPY×FAMILY 第2クール 08.→ 僕のヒーローアカデミア 第6期 09.→ 転生したら剣でした 10.→ チェンソーマン 11.→ ヒューマンバグ大学 12.→ ブルーロック 13.→ うたわれるもの 二人の白皇 14.→ 後宮の烏 15.→ 虫かぶり姫 16.→ アキバ冥途戦争
モブサイコ100、大団円でした。成長するモブさん、でもその心の奥底に抱えた自分自身とはまだ向き合っていなかった、抑え込んでいたというところが最終テーマでしたね。初恋の子とのエピソードをラストに持ってくるところもお話としてとてもさわやかで、恋愛モノではないですけど青春を感じる一幕でした。最後に今まで対決した敵役の超能力者たちが逆に街を守る味方として次々登場してくるのは見ていてとてもわくわくしますね。レイゲン師匠、最後までいい仕事をしました。良い話をありがとうございました。
水星の魔女、だんだんときな臭くなってきましたね。こうしてみると三人の敵役はひとりは個人の能力として卓抜し、二人目はテクノロジに抜きん出ていて、最後の三人目はエコノミックの巧者であるということになるでしょうか。それぞれがそれぞれの尖り具合で主人公を追い詰める、そしてそれをなんとか切り抜けるというこれまでの展開だったのだと思います。さて、ここからは戦争編突入でしょうか。地球の魔女も参戦しましたし続きがどうなるのか。気になります。
ぼっち・ざ・ろっく、文化祭でのバンド出演という、初回で主人公が語っていた「やりたいこと」を成し遂げるというこの大枠での筋立て、そこで描かれる初期の主人公からの成長ぶりがシーンとシーンのひとつひとつで丁寧に表現されていてとても見応えある物語になっていました。劇伴としての曲と、その演奏についての演出も細やかで震えます。バンドメンバのまとまりが欠けているシーンでは音楽もそれに応じたばらけ具合だったりで。楽しい作品でした。続編をぜひぜひ。
異世界おじさん、おじさんの傍若無人さというかゲームオタクな人格的アンバランスさ、それを源にした異世界でのアレコレのしっちゃかめっちゃかが相変わらず楽しい作品でした。エルフさんが嫉妬したりにやけたりするのを見るだけで楽しい。ニホンバハマルでも藤宮さんのざっくばらんな性格とちょっとしたシーンで見せる乙女な雰囲気がイイ感じのバランスで楽しかったりも。藤宮さん、エルフさんとかのエピソードへの喰いつきはおっさんなのにな。心は乙女なんだよな。そしてまたもや放送延期という…番組もひどい目ばかりにあってるな異世界おじさん。
陰の実力者、なんとラウンズの第11席が出てきましたよ。ファーストエピソードが次期ラウンズ候補で、セカンドエピソードでは元ラウンズ、そして満を持しての現役さんの登場という。なんというかこういう細やかさがこのお話のしっかりした部分でしょうか。ハゲだけど第11席。主人公は相変わらずモブムーブに人生を賭けてて、どこでシャドウ様を演じるのが得策かとかしか考えてないところが可愛い。楽しい作品です。
弱虫ペダル、インターハイ最終日も中盤の盛り上がりどころ、山岳リザルトでの攻防で前半クールは締めですね。総北キャプテンのテシマさん、地味で格下っぽい描かれ方をしていたいままでですが、ここにきて急に主人公になるという。過去話をもりもりにし、そこにライバル校の天才肌エースというスパイスを効かせて演出する。力業での盛り上げ方でちょっと笑ってしまいました。凄いです。さて、この先の結末やいかに。
SPY×FAMILY、新キャラのトバリさんのキャラが…濃ゆい…!主人公に横恋慕する同僚というのは定番な立ち位置ですが、鉄面皮なのに心はド乙女で偏執的というのは濃ゆいですね。ヨルさんの妻としての立ち位置が脅かされる…はずもなくしかしヨルさんは微妙に嫉妬するという可愛いのごんげか。アーニャさんの仲良し作戦は順調でダミアンさんはすでに術中なわけですが、さてこの先も互いの正体を隠したままのファミリードラマな展開が続くのでしょうか。楽しみです。
ヒーローアカデミア、トムラさんがぼっこぼこにされてからのヴィラン連合の見せ場がもの悲しいですね。ひとりはトモダチとの関係性に悩み、ひとりは親との確執に決着を付けようとし、ひとりは自身の信念を叫び、ひとりは宿業に殉じようとする。そんな中で「手を貸そうか?」と甘いささやきで全てを掌握しようとするオールフォーワンさん、まさに悪のごんげですね。アレですかねぇ…最終的にはオールフォーワンさんからトムラさんを救ってラストですかねぇ…どうなるのか。
転生したら剣、楽しい作品でした。転生モノの基本的なパターンは踏襲しつつ、フランさんの可愛さ全振りというか、そのひたむきな姿に主人公の剣と一緒になって応援するというか、そんな心境になるお話でした。周囲のキャラも楽しい感じで良かったですね。二期も決定して、続きが楽しみです。
チェンソーマン、雰囲気がなかなか現代っぽい感じの本作品、もともとの原作の筋立ても今風なんでしょうね。出てくるキャラの対比というか、デンジさんのからっとしたアホっぷりと本能にまっすぐな感じと、アキさんのじとじとした人間感情としがらみの中でもがく感じが明暗という感じでみてて面白いです。アクションのかっこよさは抑え気味にしてあるんですが、瞬間瞬間の映えシーンは印象に残りますね。続きが楽しみです。
ヒューマンバグ大学、エグい話の連続で胸やけしそうですが、楽しかったです。最後は大団円と思いきや不穏なラストシーンもあったりで、一筋縄ではハッピーになれない主人公の「ヒューマンバグ」の業の深さなんでしょうか。
ブルーロック、エゴとエゴのぶつかり合いの中からストライカーは覚醒するというワンイシューでお話を組み上げていて、かなり力業だったりもするわけですが、絶望と絶頂、そして更なる絶望へというジェットコースターのような筋立てはなかなか楽しいです。いちおう、一つ一つのネタは現代サッカーの基本に忠実だったりもして、そういう細やかなところがあったりもする面白さもアリ。続きやいかに。
うたわれるもの、もの悲しい大団円でした。結局、悪魔を掘り当てた人類がその思いあがった願いのために永遠の呪いの中に滅したあとの世界で、生き残った悪魔と生き残った人類が新人類たちのものとなった世界に係っていくというお話でしたね。神話は去り、世界は託されるというテーマ性を貫いた物語だったのかなぁと思ったりで。長い間、楽しく拝見しました。ありがとうございました。
後宮の烏、どうやらこの世界には神様みたいなポジションの鳥たちがいて主人公の体内に宿っている「カラス」には「フクロウ」という兄がいて、カラスは元居た居場所を追われて人間の世界で囚われていて…といった世界観だったようです。夏の王と冬の王のエピソードもそうですが、なんともファンタジーで面白かったです。陛下と烏妃の関係性も穏やかで仄かな雰囲気のまま終わりましたが、この先発展したりするんでしょうか。続きは気になりますが、二期はあるかなぁ…。
虫かぶり姫、ほんともうこの姫と王子はラブラブですね。いろいろな国のアレコレにちょっとづつひっかけて、二人の関係がどんどん近しくなっていく過程は見ていて微笑ましかったです。姫は鈍感で勘違いしがちなわけですが、こだわりポイントになると急にシャキっと立派になるというそのギャップが面白かったりも。楽しい作品でした。ありがとうございます。
アキバ冥途戦争、義理と人情と恨みと仇。昔の任侠ドラマを見ている気分になったりで。お仕事モノ萌えアニメかと思ったら任侠ドラマだった、的な。楽しい作品でした。ありがとうございます。
さて、新年の新番組も確認しないとだ!