雨谷の日和

過去12年で1,600を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

第8回アニメ感想率調査2006春(光希桃 Anim Station)

光希桃 Anim Stationで恒例の「第8回アニメ感想率調査2006春」の集計結果がまとまったようです。当サイトからもデータを送っています。
今回が企画としては最終回ということで、本当にお疲れ様でした。


放送される新作アニメの数が異様に増えた結果、アニメファンも全てをチェックできるわけではなくなっているようで、その傾向が集計結果に微妙に影響し始めているようです。
仮定の話ですが、もしも今の2倍の作品数が世に出回るようになった場合、作品の中身を見る前にある程度の選別をせざるを得ないことになるかも知れません。その際、いったいファンは何を基準に選別を行うことになるのか……集計結果から予測するなら、それは「放送前宣伝」ということになるようです。
集計結果には、前宣伝の有無と程度で、視聴してもらえる数にはっきりと傾向が現れているようです。前宣伝をしっかりしていないアニメは、そもそも見てもらえない、口コミの余地すらないということで不利みたいですね。


ここからは個人的な意見ですが、前宣伝として現時点で恐らくもっとも有効なのはTVでCMを打つことでしょう。特に前番組の放送の中CMで新番組の宣伝を行うのが一番自然にアピールする手段だと思います。
最近だとネットなどで無料の仮視聴を配信という手も考えられますが、ネットはそもそも目的意識を持った人が目的のアニメだけを見に行く傾向があるように思いますので、前宣伝としては2次的かなぁと。
あとは2ch やblog などでの口コミも、結構無視できないらしいのですが、それも前宣伝あってこそだと思いますので、TVCMの重要性には影響無いだろうなぁと思います。


ただ、コンテンツ量の増大は一般ファンが負担する選別コストを増大させます。コンテンツをより豊かにすることを目指すならば量を充実させていくことと同時に、それを評価・選別する目も肥えていく必要がでてくるのでしょうね。
コンテンツ作成者(アニメ制作会社など)→コンテンツ評価者(2ch、blogなど)→一般ファンというような、情報の流れが形成されないと、一般ファンの視聴体験の向上はなかなか難しいような気がします。
そういう意味で、まず前宣伝ありきではあるものの、コンテンツ評価者としての口コミ層というものが今後、アニメの文化的な広まりについて重要な役割を果たすことになるかも知れませんね。


外務大臣とかが「文化外交の新発想―みなさんの力を求めています」という演説の中で、

さて、本日ここには、コンテンツ業界の皆さんが大勢おいでのことでしょう。皆さんこそは、現代日本の文化を世界に広めていく、新時代の担い手だと思っております。

というような趣旨の意見を述べられているようですが、例えばアニメ一つをとってみても、単純な量の増大だけでは文化として広がっていくのは難しいわけで、コンテンツ作成者だけでなく、その評価文化の形成も同時に必要なのではないか、となんとなく考えていたりします。
まー、評価文化の形成なんてことに、政府が関与するわけにはもちろんいかないわけですが。
コンテンツ作成者への保護政策にも副作用があるし、政府にできるオプションはそれほど多くは無いと、個人的には思いますですよ。