ということで、他の方からも例を挙げて頂いています。
引用してコメントさせて頂こうと思います。
下条氏の「くだらな日記」より5月29日付。
語の順番が変な文章というと、いつも次のような歌詞を思い出してしまいます。
落ち葉が雪に。
そしてうららの。
小川の水に。
流れるように。
どうして僕は。
ここにいるのだろう。
お前がどこにいようが勝手だがどうしてこんなわけのわかんない歌詞なんだ、といつもツッコミつつ聞いています。好きなんじゃん。
ろずまりん氏の「MEMO」より2004/5/29付。
文と言うべきかどうか、とにかく語順が気になるもの。
夜明けごろ 自転車を東口まで
ほろ酔いの少し気分 取りにいってくるから
(“LOVE IS ALL MUSIC”)
いずれの例も、確かにおかしな語順ですね。
どちらも文章というよりは詩に類するものだと思いますが、全体を一つの文として眺めると、語順のおかしな例と言えるかと思います。
おかしな語順であるにも関わらず、お二方とも「好きなんじゃん」(下条氏)、「気になる」(ろずまりん氏)と、好意的なコメントをされています。
これらは、効果的に悪文が使えている例と言っても良いのかも知れません。
少なくとも、印象的であるとは言えそうです。
今まで、基本的には「悪文=印象が弱い」と書いてきましたが、少々乱暴な分類だったと今では思っています。
今後、もう少し悪文の例を眺めながら、再考しようと思っています。