雨谷の日和

過去19年で2,600を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

2011年07月期終了時感想

台風が通り過ぎたらすっかり秋めいてきましたね。
それでは、今期の終了時の感想をば。

[2011年07月期](終了時)
01.→ 逆境無頼カイジ 破戒録篇
02.→ 夏目友人帳 参
03.→ うさぎドロップ
04.→ 輪るピングドラム
05.→ スターウォーズ・クローンウォーズ2
06.→ TIGER&BUNNY
07.↑ STEINS;GATE
08.↓ 異国迷路のクロワーゼ
09.↓ バカとテストと召喚獣にっ!
10.↓ GIANT KILLING
11.↓ 花咲くいろは
12.→ ダンタリアンの書架
13.→ 青の祓魔師
14.→ まよチキ!
15.→ セイクリッドセブン
16.→ NO.6
17.→ 神様のメモ帳



カイジ、いやはや盛り上がりました。盛り上がっている割に絵面的には無職がパチンコ打ってるだけという、恐ろしいことに。しかもすごい勢いで飲まれ続けるとか。ほんまに恐ろしいシナリオやでしかし。
夏目友人帳、いつも変わらぬ穏やかな作品ですね。妖怪退治の方々との関わり、今後発展したりするのでしょうか。それにしても主人公のトラウマ部分はすっかり落ち着いてきていて、成長、というんでしょうかね、これは。
うさぎドロップ、こちらも穏やかな作品でした。結局、親としての日常描写に終始したわけですが、なんというか、その描写が細やか過ぎて感心します。熱出した子どもに氷を食べさせると「冷たい」とか「おいしい」とかでなく「気持ちいい」っていうんですよね。そういうところ、しっかりと練ってあるのが実に良かったです。
ピングドラム、いよいよお話の核のようなものが見えてきましたね。どこまではっきりと明示されるのかはわかりませんが、ここからの掘り下げに期待したいところです。
スターウォーズ、今期も淡々と終わりました。アナキンがいかに他のジェダイからすると破天荒なのかが、よくわかるようなエピソードが多かった印象があります。
TIGER&BUNNY、なんか知らないですけど綺麗にまとめちゃいましたね。どうやら途中でシナリオ変更があったようです。もともと1期だけのつもりの構成が、途中から2期も可能なように書き換えられた感じ。今後が楽しみです。
シュタインズゲート、こちらも綺麗にまとめましたね。主人公の心理描写をかなりのところまで細やかに深堀りできていたように思います。ハーレムテンプレですが、だがそこがいい。もうちょっとオタ臭さを薄めても良かったんじゃないかとも思いますが、まあ、そこは原作者の趣味なんでしょう。順位を上げました。
クロワーゼ、穏やかな作品でした。この夏は穏やかな作品が多かった印象がありますね。
バカとテストと召喚獣、ドタバタコメディで統一感がありましたね。変なシリアスもなく、それでいて各ヒロインの心情の掘り下げもそれなりに深めたりして、設定に深みが出たような気がします。召喚獣なんていらんかったんや。
GIANT KILLING、チームが一丸となっている状態、それが基礎になって戦術がある。そういう話のようです。あとは相手にそれをいかに悟られずに試合を運ぶか、というところでしょうか。
花咲くいろは、最終的には旅館を畳んで東京に帰る、典型的なハッピーエンドでありました。主人公の、自分自身に対する深堀、気づき、探索の半年間、といった感じでしたね。その分、サイドキャラ、サブヒロイン達の掘り下げがやや浅かったような気がするのと、主人公がエキセントリックだったので思い入れし難かったというのはあるかも知れません。作画は素晴らしく美麗で、とても良かったです。
ダンタリアン、ショートショート集として見ると良くできていると思います。世界観的なものも若干あったりしましたね。幻書が生まれる過程、幻書が滅びる過程、そしてそれぞれに関わる書庫達。とはいうものの、主人公とダンタリアンの書架は小ネタを消化する毎日なのでした、ちゃんちゃん。今期はここで終わりのようですが、この先続きとかやるんでしょうかね?
青の祓魔師、サタンさんもそれなりに自分の想いあっての行動ということになりましたね。闇雲に暴れまわるだけではないと。まあ、敵役にそうした掘り下げがあるのは良いと思います。ただ、その分主人公の周辺の掘り下げがやや浅めなのはバランスがいまいちですけど。主人公もあっさりしているからなぁ…。
まよチキ、いやー、実に良いブヒアニメでした。スバル様、良かったです。可愛いよスバル様。
セイクリッドセブン、なんだろうこの打ち切り感満載の終わり方は。もしかして、企画的に変更になったりとかしたのかも知れないなぁとか思いつつ。ケンミさんが敵というのは、どうも近場で済ませてしまおうよ的な雰囲気を感じます。アクションとか、結構かっこよかっただけにやや惜しい、かも。
NO.6、うーん、なんだかヒロインがラスボスでしかも消費されて跡形も残りませんでしたよ?というか、ヒロインはネズミさん、ということなのかな。腐臭満載の作品でした。
神様のメモ帳、作画とか音楽とか、とても良かったんですが、シナリオがどうもイマイチでしたね。あと、すっごい細かいところに文句をつけるんですが、新幹線の描写のところ、正面の造形は700系なのに、側面の造形がN700系だったりとかして、現実感台なしでした。わざとならそれはそれで凄いですが、そういう細やかなところの丁寧さの欠如というのは、一事が万事ということになり易い、という気もしないではないです。


さて、10月からはまた新番組が始まりますね。楽しみです。