雨谷の日和

過去20年で2,700を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

UFJと三菱東京と三井住友と(2)

昨日の記事に頂いたコメントに、コメントします。長くなるのでこちらで。


小助氏より

なんか昨日付の日経には、住友信託のウルトラCだとか書いてありましたね。よく判りませんが、住友信託と三井住友は協力関係にないのに、この手を使ったとかなんとか。
まあ私はさっぱり経済のことがわからんので、へーそうなんだーで終わってしまいましたが、実際に合併する人たちは大変でしょうね・・・

住友信託は三井住友フィナンシャルグループには入っていないですが、一応提携関係にはあります。
三井住友系には他にも三井トラストホールディングス中央三井信託など)という信託銀行グループもありますが、これも提携関係だけです。
なので日経の記事は邪推なんじゃないかなぁとは思います。今回の件は単に三井住友銀行のスタンドプレーなんじゃないでしょうか。
住友信託としても、寝耳に水なんじゃないかなぁ。ウチの会社の人も、朝の新聞で知ったくらいだから。上の人のことは知らないけども。
参考→金融再編相関図


yadon氏より

企業の合併の場合、経営内容うんぬんよりも、規模の大小の方が社員に取っては大きな要素のようですね。少数派というのはどうしても居づらくなってしまうわけで。そういう意味では、住友側にいる徳田さんは大丈夫かと。

うーん。どうなんでしょう。小さい会社の方が大きい会社を飲み込む例も無くは無いので一概に規模だけというわけでは無いとは思います。
ただ、銀行合併の話に限れば、東京三菱は三菱が、UFJは三和がそれぞれ東京銀行東海銀行の系列社員を追い出すような形にはなっていますね。
三井住友ではそういう話はあまり聞きませんが、実態はどうなんでしょうね。
私の話に限るなら、ウチの会社は直系とはいえ銀行そのものとは別なので、上のような話がそのまま起こるということは無いです。だいたい、慢性的な人手不足な業界ですから合併してもリストラはほとんど無かったですよ。


下条氏より

UFJは見切り発車でオンラインを起動させて案の定ムチャクチャになったり、かなり上層部の決定に問題がある会社なので、合併したらシステム屋さんは泣くだろうなあ……。

UFJの経営の良し悪しについて、私はあまり良く分かっていません。
ただ、個人的には経営の良し悪しよりもお客様にとっての利便の実現がどうだったかという点を重視しています。
極端な話、例えば経営判断が完全にサイコロ転がしで行われていたとしても、その結果数多くのお客様が利便を得たのであれば、企業としては問題無いという意見を私は持っています。
ただまあ、UFJのシステムの見切り発車は結果的に見ると確かに間違った経営判断だったとは思いますが。お客様に迷惑をかけてしまったわけだし。
あと、UFJほどの規模のシステムになると、システム屋としても全社規模での大取り組みになってくるので、システムに関しては利益度外視の判断が為されることは多いでしょうね。
それが結果的に現場のエンジニアを泣かせることになるだろうことは容易に想像がつきます。が、それはUFJだけの話ではないわけで…。