一通り新番組を確認し終わったので、まとめておきます。
まずは新番組の個人的順位から。
宝石の国 結城友奈は勇者である 第2期 キノの旅 -the Beautiful World- 3月のライオン 第2シリーズ 食戟のソーマ 餐の皿 魔法使いの嫁 牙狼 VANISING LINE クジラの子らは砂上に歌う 十二大戦 アイドルマスター SideM Infini-T Force Just Because! 少女終末旅行 ネト充のススメ ラブライブ!サンシャイン!! 第2期 ブラッククローバー いぬやしき おそ松さん 第2期 血界戦線 & BEYOND 干物妹!うまるちゃんR ブレンド・S 僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件 妹さえいればいい。 アニメガタリズ このはな綺譚 UQ HOLDER!〜魔法先生ネギま!2〜 つうかあ お酒は夫婦になってから Wake Up, Girls!新章 ドリフェス! R シルバニアファミリー ミニストーリー PEANUTS スヌーピー おにゃんこポン 怪獣娘 〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜 ディアホライゾン(被) タイムボカン 逆襲の三悪人 ピングー in ザ・シティ EVIL OR LIVE 王様ゲーム The Animation GLAMOROUS HEROES 大正メビウスライン ちっちゃいさん Code:Realize 〜創世の姫君〜 TSUKIPRO THE ANIMATION あめこん!! お見合い相手は教え子、強気な、問題児 戦刻ナイトブラッド DYNAMIC CHORD Dies irae URAHARA aiseki MOGOL GIRL
宝石の国から食戟のソーマあたりまでがお勧め、血界戦線くらいまでがお好みラインでしょうかね? それより下はマニアックゾーンということで。 上位陣がマンガ、オリジナル、ラノベとバラエティな感じですね。あと今期は3DCGを活用した作品が目につく気がします。アイドル系でライブシーンに活用することが増えたとか、ロボっぽい表現はほぼ3DCGに移行し終わったとかいう感じもありますが、一方で宝石の国のように独特な画面を作り込むための採用例も増えているのかも知れません。
さて、この結果から、今期の視聴リストは以下のような感じに。
[2017年10月期](開始時) 01.◎ 宝石の国 02.◎ 結城友奈は勇者である 第2期 03.↑ ボールルームへようこそ 04.◎ キノの旅 -the Beautiful World- 05.◎ 3月のライオン 第2シリーズ 06.◎ 食戟のソーマ 餐の皿 07.◎ 魔法使いの嫁 08.◎ 牙狼 VANISING LINE 09.◎ クジラの子らは砂上に歌う 10.◎ 十二大戦 11.◎ アイドルマスター SideM 12.◎ Infini-T Force 13.◎ Just Because! 14.◎ 少女終末旅行 15.◎ ネト充のススメ 16.◎ ラブライブ!サンシャイン!! 第2期 17.◎ ブラッククローバー 18.↑ Fate/Apocrypha 19.◎ いぬやしき
宝石の国、宝石たちのキラキラ感が存分に表現されている本作品、ダイヤさんとか美しすぎて眩しいです。作中でもお前は眩しすぎるんじゃとか罵られていますが、見ているこっちも眩しい感触を味わえるという、こだわりの絵面は必見ですよね。必見ですよね。お話も基本は世界観系なのに、宝石の日常をコミカルに描くところもあり、強面の金剛センセイもちらほらお茶目で魅力的だったり、もうお腹いっぱいのエンターテイメントです。地味に音もいい響きをさせていて、宝石が欠けるシーンで鳴る透明な亀裂音とかかなり印象的だったりします。個人的に大好きな作品ですね。
結城友奈は勇者である、ああああああああ、勇者さんたちの未来を知っているだけに、ほのぼのした日常の一つ一つが辛いです。なんという作品を出してくるんだ。キャラの一人一人が3話かけて細やかに描かれて、そこから一転定められた結末へ転げ落ちていく。fate/Zeroと企画的には同じテイストを持っているんですが、前作との関係性がかなり明確なだけに逃げられない感が凄いです。なんとか救われてほしい。けども…。
ボールルームへようこそ、なんというか、新パートナーが凄いけどポンコツだぞ。凄いなこの作品。というか、今までのパートナーはシズクさんにしてもマコちゃんにしてもトッププレイヤー過ぎたんですね。主人公にはもったいなさ過ぎたというか。しかしフォロワ経験浅いダンス経験者な女性という、競技ダンスあるあるっぽいネタを主人公たちの課題設定に盛り込んでくるソツのなさというのが完璧過ぎて震えます。ああ、ダンス事情にどんどん詳しくなっていく自分が愛しい。
キノの旅、1話完結っぽい構成で色々な国を巡るお話には安定感があって安心して見られます。国にはそれぞれの事情と価値観のようなものが設定されていて、キノさんがそれにシニカルな感想を述べる感じ。キノさんの傍観者感は読者視点にかなり近しいのですが、どこか優しくて悲観的という。全体を漂う物悲しさは国々の設定というよりは、キノさんの有り様からきているのでしょうね。そういう雰囲気がうまいこと出ている作品になっています。原作知っている方々からはかなり駆け足との評価もあるらしいですが、1クール企画だと止むなしかなぁ。個人的にも、1話完結ではなく2話構成の方が安定するとは思いますが。
3月のライオン、1期の雰囲気そのままで2期が始まりましたね。安心して見られます。2期はとうとうあのネタが来るんですよね。原作では鬱々としていましたが、アニメではその辺りにどう向き合うのかが気になります。
食戟のソーマ、いよいよ十傑が全面登場ですね。そしていきなり喧嘩を売る主人公。喧嘩っ早いのはお話的には進めやすいですよね。立派なお店と屋台という対決、イベントでの短期決戦だと土日の集客に向けた微調整が重要とか、そういうお話だったんでしょうか。ちょっと逆転に繋がったポイントっぽいところが分かり難かったかも知れません。スバルさんの再登場は笑えました。
魔法使いの嫁、主人公の視点を中心に、魔法使いの不思議な世界とかを紹介していく感じの作品ですね。とはいえ魔法使いと魔術師の対立構造もあったりで、この後はその辺りを軸にお話が回っていくのでしょうか。それとも魔術師サイドにも色々と事情があって、やっぱり世界は優しさでできていたりとかするんでしょうか。エリアスさんがイケメンで惚れます。照れ屋なところもポイント高い。
牙狼、ワンパターンといえばワンパターンな本シリーズ、主人公は変われど敵役のホラーはいつも変わらぬ立ち振る舞いで安心感あります。今回はおっさん主人公で渋いですね。エルドラドとかいうパワーワードを軸に話が進んだりするんでしょうか。とはいえ、そういう周辺設定はいつもスルーされたりするのが定番なので油断がなりません。結局魔界騎士の生き様、護りし者としての矜持みたいなものがテーマですもんね。
クジラの子らは砂上に歌う、うお、いきなりの侵略でドン引きです。なんだろう。主人公たちの島は罪人扱いだったんですかね。ここからは外の世界の事情とかがメインになるんでしょうか。2話かけて細やかに描かれていた隣人たちが酷い目に遭うというのは心が痛みますね。
十二大戦、なんだか既視感があるので思い返すと「えとたま」っぽい本作品。いや、あちらはコメディメインなので比べるのはどうかとも思うのですが。似てると言っても十二支をモチーフにして戦い合うというところだけですけども。それにしても結構あっさりと決着がついていくのはいつもの西尾さんクオリティですかね。まあ、全12話っぽいので決着まで行こうと思うと1話1話で大事にお亡くなりになっていかないといけないわけですが。もちろん、どこかで一気に減らしてしまうとかいう手もありますがそれだと魔法少女育成計画っぽい感じになっちゃいますしね。
アイドルマスター、サイドMということで男性アイドルモノなわけですが、お話のテンプレートはサイドFに類似で良くできています。他の男性アイドルモノはどうもワンパターン化しつつあるというか、ノリが似ているというか、だんだん区別がつかなくなってきていて困っています。今期も複数あるしなぁ。一方でこちらの作品は1話ラストで一気にキャラが増えたわけですけども、2話が終わるとそれなりにチームごとの特色が視聴者に見える様になっていたり、そのあとのお当番回で個々のキャラも細やかに描かれるという丁寧さ、手堅さで安心感あります。サイドFで培った手法はサイドMでも有効ということでしょうね。いや、腐女子さんたちがこの作品を愛でるかどうかとはまた別の話ではあるのですが。
Infini-T Force、ガッチャマン、ポリマー、テッカマン、キャシャーンと懐かしい面々がフル3DCGでかっこいいこの作品、ヒロインのネガティブさがまあちょっとうっとおしい感じではあります。敵ヒロインの吸血鬼とか可愛いですよね。ヒロイン交代すればいいのに。ところでどのヒーローも私の世代だとリアルタイムでは見ていないわけですが、この作品のターゲット層が一体どこなのかが気にはなりますね。私の場合、ガッチャマンは再放送でちょっと見た程度、ポリマーは見たことない、テッカマンはブレードの方、キャシャーンもリメイクの方という感じなんですが、まあ、それでも楽しめています。
Just Because、ガチの恋愛モノでした。サブ主人公(?)がいきなり振られるという展開、三角関係とかこのあとどうなるのか気になりますね。作画とか微妙に不安定なので不安いっぱいです。
少女終末旅行、なんとも寒々しい雰囲気の世界観の中で、主人公たちがのんびりと日常系するというミスマッチが楽しい本作品、時折見せる荒涼とした風景が魅力的ですね。タワーからの夕焼けとか、神殿とか。それにしても人間たちは一体どうなってしまっているのか、そこらへんの事情まで描かれるのか、ちょっと気になりますね。
ネト充のススメ、ネットゲーム、それもMMO系のゲームでのあるあるネタが微笑ましい作品ですね。ネカマとかネナベとかに良くある話は実体験と比較しても頷ける印象で、作者も同じ様な遊び方をしたのかな、という感じがあります。まあ、私はネカマ側なわけですが。
ラブライブ、か、かなりシナリオが逝っちゃってますね。どういうことだってばよ。意味不明な展開でクラクラします。キャラの作り込みもちょっとちぐはぐ感が。マリーさんとか、コメディ調の時とシリアスパートで別人かと思える様な声で困惑。大丈夫かなこの作品。ライブシーンはさすがの一言なんですけども。
ブラッククローバー、王道的なジャンプ作品という気がします。できる相棒とダメ主人公のコンビというのが良いですね。ただ、ここからは騎士団別れるみたいなので、主人公のダメさだけでお話を作るんでしょうか。まあ、そのために色々と新キャラを投入するんだと思いますが。王女とか。
Fate/Apocrypha、いやー、なんだか赤陣営放置でクラクラします。黒陣営は一体何がしたいんだ。のんびり城でくつろいでる役目か。というか赤はどこ飛んでるんだ。色々とシナリオ破綻が苦しいですね。ジャックちゃん編とか必要性とかどうなってんだろう。何もかも冗長で困惑します。
いぬやしき、じじい主人公で良い感じなんですが、敵役が人間のクズすぎて気持ち悪いですね……。いや、敵をすごく悪い人にして主人公を良いやつにするというのは定番ではあるんですが、やりすぎというのも世の中にはある。
こんな感じで。