年末恒例、一年間のお勧めアニメを個人的順位で並べてみました。
01. Fate/Zero 02. 逆境無頼カイジ 破戒録篇 03. STAR DRIVER 輝きのタクト 04. 放浪息子 05. 夏目友人帳 参 06. うさぎドロップ 07. バクマン。 08. 輪るピングドラム 09. ちはやふる 10. レベルE 11. 魔法少女まどか★マギカ 12. まりあ†ほりっく あらいぶ 13. スターウォーズ・クローンウォーズ2 14. ファイアボール チャーミング 15. あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 16. TIGER&BUNNY 17. STEINS;GATE
上記のランク付をするにあたっての門番(ゲートキーパー)、今年はバクマン。とスターウォーズ・クローンウォーズです。バクマン。は第1期が1月期、第2期が10月期となっていて、それらの基準とできました。クローンウォーズは4月期・7月期の基準になっています。これらの上位、またはその近辺から選びました。
さて、今年の代表作はFate/Zero、逆境無頼カイジ破戒録篇の2作品ということになるかと思います。
Fate/Zeroの方は分割2クールなので、実際にはまだ途中の作品、評価するべきは来年で、という気もしないではないですが、個人的にはダントツの1位ということで挙げざるを得ません。また、カイジさんは春から夏にかけての安定したクオリティ、サイコロ振ってるだけ、パチンコやってるだけなのに何週間もハラハラどきどきの展開と緊迫感を維持し続けるという、実に見応えのある内容でした。
3位〜9位までは安定した作品だったように思います。少女漫画原作の夏目友人帳、うさぎドロップ、ちはやふる、それぞれ個性のある内容と、アニメスタッフに恵まれたことで、実に落ち着いて見られる作品になっていたかと思います。放浪息子は男性向け漫画原作ですが、少女漫画的な作品展開で、同様の傾向だったかと思います。一方、同じ男性向け漫画でもバクマン。の方は熱血モノ、これは手堅いアニメ展開でクオリティが高かった印象があります。そしてSTAR DRIVERと輪るピングドラム、オリジナル企画として何かを描き切った印象の作品でした。
10位〜17位は好みが分かれるかも知れませんが、個人的にはお勧めしたいアニメということで。
今年の特徴はなんといってもオリジナル企画の活躍でしょうか。上位に挙げたSTAR DRIVER、輪るピングドラムはもちろん、1月期の話題をさらい、更にDVD/BDの売上でかなりの数を捌いた魔法少女まどか★マギカ、売上的にはひどく右肩してしまいましたが瞬発力とエンディング曲が印象的だったあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。、オッサン主人公のかっこ悪いんだかかっこ良いんだかなんなんだかで人気のTIGER&BUNNY、どれも魅力的な作品で目が離せませんでした。ランク外ですが、フラクタル、花咲くいろは、セイクリッドセブン、ギルティクラウン等の試みも、それぞれ味わいのあるものだったと思います。
一方で、ラノベまたは小説原作の方はやや失速気味という感じがあります。上記ランクにも入っていませんし、ランク外のものでもGOSICK -ゴシック-、これはゾンビですか?、世界一初恋、異国迷路のクロワーゼ、バカとテストと召喚獣にっ!、ダンタリアンの書架、まよチキ!、NO.6、神様のメモ帳、ベン・トー、境界線上のホライゾン、僕は友達が少ない、いずれも中堅かそのやや下あたりというクオリティだったように思います。原作の内容が薄いケースが多いことと、出オチネタで受けを狙ったあとの展開がグダグダだったり、アニメの枠にうまくはまらずに駆け足や省略など原作の良さを削ってしまっていたりと、なかなか難しい事情もありますが。この辺りは来年の課題として改善されるのか、それともアニメ化は原作の宣伝と割りきって、このそこそこの状況でヨシとするのか、どうなるんでしょうね。
昨年はギャルゲ原作が振るわなかったですが、今年は数は少ないものの、Fate/Zero、STEINS;GATEといった印象に残る作品が出てきました(Fate/Zeroはスピンオフ小説原作なので位置づけは微妙ですが)。今後もこういう形で印象深い作品が出てくると良いですね。
とまあ、そんな感じの1年でした。
それでは、良いお年を。