やはり今年の夏は日照不足ということで、野菜とか不作なので困りますね。あと、海流蛇行とか絶滅危機とかで漁獲量も落ちているようでお魚も高いです。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さてそれはともかく、アニメの感想です。
[2017年07月期](終了時) 01.→ メイドインアビス 02.→ プリンセス・プリンシパル 03.→ ナイツ&マジック 04.→ 僕のヒーローアカデミア 第2期 05.→ ボールルームへようこそ 06.→ ゲーマーズ! 07.→ 神撃のバハムート VIRGIN SOUL (第2期) 08.→ 賭ケグルイ 09.→ NEW GAME!! (第2期) 10.↑ ナナマル サンバツ 11.↑ アクションヒロイン チアフルーツ 12.↑ サクラクエスト 13.↑ 異世界食堂 14.↑ 信長の忍び 第2期 15.↓ はじめてのギャル 16.↓ RWBY Volume 1-3: The Beginning 17.↓ ようこそ実力至上主義の教室へ 18.↓ 恋と嘘 19.→ Fate/Apocrypha 20.→ アホガール 21.→ 異世界はスマートフォンとともに。
メイドインアビス、なんということでしょう。最終回は涙、涙と血と鼻水と変な液で溢れた恐るべきお話でした。ミーティ可愛いよミーティ。ありがとうミーティ。それにしても深層まで来るとアビスはかなりアビスでヤバかったですね。白笛ってもしかしてマッドサイエンティスト的な連中ばかりなんじゃ……? 人間性の喪失って、もしかしてそっち方面も。ともあれ全体を通して丁寧に描かれていて、キャラの造形も細やかで見応えがありました。背景の圧巻さ、音楽の透明感と雰囲気、声優さんの演技もどれも一級品でした。ありがとうしかありません。二期が見たいです。よろしくお願いします。
プリンセス・プリンシパル、全編を通して不穏なフラグしかなかったこの作品、悲劇しか結末がなさそうにも思えましたが、最終的には俺たちのスパイ坂はまだまだ続くぜエンドでした。よかったです。キャラ一人一人のエピソードがじっくりした感じにできていて、かなり思い入れのできる作品だったと思います。結局アンジェとシャーロットが今後どうしていくのかという部分が描かれず、二人の関係性の深さを描くところまでで終わりましたが、二期とかあれば彼らの目的達成への道程とかも言及されるのでしょうか。プリンセスが本当に女王になるとか。そういう破天荒な続編も見てみたいですね。楽しかったです。
ナイツ&マジック、いやー、最後までブレない主人公というのは見ていて爽快感がありますね。敵方にも筋の通った悪いやつがいるので、対決も盛り上がったと思います。基本的には主人公の無双ストーリーなんですが、そこに至る道筋が周辺キャラあってこそという形で積み上げられている感が出ていました。そこがいい。ロボットは一人の力で作ったり運用したりするものではないので、そういうところに描写が割かれているところがこの作品の一つの魅力だったかもしれません。原作ストックあるようなので、二期とかぜひ。
僕のヒーローアカデミア、いよいよヴィラン連合との対決モードでしょうか。でもまだ主人公は学生なんですよねー。プロじゃないから活動にかなり制約が出て来ると思うんですが、どうするんだろう。そしていよいよオールマイトさんがヤバい感じになってきました。事あるごとに血反吐はいてるんですけどオールマイト。三期も楽しみです。
ボールルームへようこそ、可愛い顔してマコちゃん只者じゃなかった! アカギ兄妹の身体能力の高さは半端ではないという事でしょうか。そして主人公は高校生になり、新たなパートナーとの巡り会いストーリーのようですね。しずくさんはやっぱりライバルポジションなのかな。このお話見てるとついつい「はじめの一歩」と比較してしまうんですが、ヒョウドウくんは一郎ポジション、アカギくんが千堂ポジション、センゴクさんは鷹村さん。てことで、間柴ポジションキャラの登場が楽しみで仕方がないとかそういう。
ゲーマーズ、なんとなくうまいことまとめた感がありました。ホシノモリさんが悲しい感じで終わっちゃいましたが、原作はまだ続いているそうなので、アニメのオリジナル展開というやつでしょうか。前宣伝だとテンドーさんはかなり残念なことになるという感じかな、と思っていたんですが、結構正統派なヒロインやってましたね。アンジャッシュ的なすれ違いストーリー、かなり笑いましたし楽しかったです。
神撃のバハムート、王様の真の目的はバハムート討伐だった! 天使と悪魔との三つ巴戦争もなんとなくうやむやに、バハムートさえ現れてしまえばなんとでもなる。いやー、お話の筋としては力技に過ぎる気はしますが、嫌いじゃありません。アニメのクオリティは2クール通して素晴らしいものがありました。主人公の明るさとか実直さとかがとにかく魅力的で、応援したくなるというのもポイントですね。前作の主人公たちは結構ひどいめにあってたりしますが、なんだかちょっとだけ過去の遺恨も洗い流されたりで懐かしい感じでした。かなり強引な挿入の仕方だった気はしますが。まあともかく大団円でした。半年間ありがとうございました。
賭ケグルイ、最後まで頭おかしい系のお話でした。登場するヒロインがみんなドス黒いんですけどそれは。顔芸も凄まじいことになっていて口やら鼻やら目尻やらから汁が出る出る汁が出る。どういう作品だよ。ギャンブル部分はどちらかというと心情描写のための舞台装置という感じで、駆け引きとかそういうのは超越しちゃったところに夢子さんがいるもんだから、アレです。いいですねー、ちゃっちゃと軽い感じでカード引いちゃってください! とか言い始めるしなぁ。爆笑でした。
NEW GAME、いい話風になってますよ? 日常系だと油断していたらお涙を搾り取りにきたというか。でもまあ、これが実際のゲーム会社の女体化という視点で見ると、かなり殺伐としたきもい風景に脳内変換されるのでそれはそれで萌えます。腐れ魂とかが疼きますね。二期はどちらかというとアオバさんの周辺にスポットが当たっていたような気はしなくもないです。アオバ氏はなんというか、お話の軸として固定されちゃっているというか。和み系の作品として楽しかったです。
ナナマル サンバツ、結構熱血クイズモノという形で楽しく見てしまいました。棒ヒロインには結局耳慣れませんでしたけれども。あまり上達もしなかった気がしますしね。それよりも先輩のかっこよさときたら濡れます。回答権を得るたびにそのかっこよさが際立ちますね。なんでボタンを机の上に置かず、片手で持ってるのか。それが自然体なのか。クイズの鬼か。
アクションヒロイン チアフルーツ、全体的には王道ストーリーで盛り上がるところは盛り上がり、楽しかったです。一人一人のキャラもちゃんと描けていましたね。ただ困難の建て方がキャプテンの不幸なジンクスメインというのがちょっと惜しい感じはしました。それもなんとなくみんなの気持ちで乗り切って、最後は報われていくという端々までの王道感でした。楽しかったです。それはそうと、地域振興とかはあまり描かれなかったですね。そこはテーマとして主眼ではなかったのだと思います。
サクラクエスト、地味な作品のまま、地味に大団円でした。地方都市の問題をなんというか、本当に真正面から描いちゃった感じがあります。しかも丁寧に。チアフルーツとは違うのだよチアフルーツとは。八方塞がりで何をやってもうまくいかないという諦め感のようなものが、見ているこちらにまで伝染してくる気すらするという、もしそれが演出の意図なんだとしたら凄いことですがそんなことはないと信じてます。最後のオチは、住民自身が問題意識を持って変わっていくことを目指す、それがスタート地点であるという結論だったのかな、と思います。なんという真っ当なテーマなんだ。びっくりした。まあ、スタート地点なので解決策そのものじゃないんですけど。まずはスタート地点に立つのも大変とかそういうお話だったんでしょうか。うーむ。ある意味凄い。地味なのに。楽しかったです。
異世界食堂、淡々と始まって淡々と終わりました。これも地味な作品でしたが、なんというか独特の安らぎ感がありました。楽しかったです。
信長の忍び、結構ちゃんと信長の足跡を追っかけていくこの作品、朝倉・浅井戦、盛り上がりますね。しかもそこで二期は切れるとか。三期やってくれないと続きが。気になる。
はじめてのギャル、ギャル可愛いよギャル。ギャルに始まりギャルに終わる、ギャルによるギャルのためのお話でした。というかギャル要素が実はこのお話にはあまり関係ないというところが笑えます。同級生と幼馴染の定型的サブヒロインも揃えていたりとか、どちらかというと王道の恋愛ものだった気がしますね。最終回直前、三人のサブヒロインが一気に滑り台した時はずっこけましたが。滑り台の摩擦力小さすぎだろって感じが全体にありましたね。摩擦力仕事しろ。
RWBY、可愛い女の子たちがきゃっきゃうふふな萌えストーリーかと思いきや、結構みんなひどい目に遭うという過酷系の試練モノでした。3DCGを上手いこと使って戦闘シーンとかをかっこよく見せてくれるところはかなり楽しめました。お話はどちらかというと懐かしのトランスフォーマー的な何かを思わせる感じです。悪いやつが目的を持ってだらだらと襲ってくるので、それを迎え撃つという感じ。大人たちはみんなしがらみに縛られて力を発揮できなかったりとか。楽しかったです。
ようこそ実力至上主義の教室へ、いやもうアホばっかりの教室じゃねぇか。ちゃんと実力で勝負しろよ。タイトル詐欺にもほどがあるぜ。主人公サイドもライバルサイドもズルする事ばっかり考えているので誰もかれもが全然賢く見えないです。ドヤ顔で力一杯ズルをしているつもりのCクラスのリーダーが一番の努力家に見えてくるという、もしかしてこれってシリアスな笑い狙いだったりするんでしょうか。そう考えると、お話の登場人物は大真面目に賢く振舞っているけども実は中身は空っぽのアホという、そこにこみ上げる笑いは独特のものだったような気はします。アホガール的な何かが。それを狙っているのだとするとこれを考えた人物は……天才か?!(違
恋と嘘、結局、出オチ以上にはなりませんでしたね。どうも主人公の造形が雑で意味不明だったんですよね。女の子の方も、高崎さんとリリなさんを足して二で割ると現実感ある陰キャになるという。うーん。登場人物がだいたい4人くらいなんですが、どの人も同じ思考回路なので戸惑うんですよね。政府通知とかあんまり関係ない感じになってるし。舞台装置としての出オチ設定、それを活かせずにグダグダ自分語りという感じのちょっと残念なお話でした。楽しかったです。
Fate/Apocrypha、この作品の楽しみ方がだいぶわかってきました。キャラ萌えです。全体の整合性のなさとか展開のグダグダさとか、意味不明の宝具発動とそこへの思い入れのなさとか、そういう今までのFateとは違った感触の事は放っておいて、とりあえず個々のサーバントのそれぞれに与えられた局面局面に萌えていれば楽しいのです。いいですか、ジャンヌさん走り回ってるだけで意味不明とか、すまないさん心臓ドッキドキで意味不明とか、フランちゃん無駄死に宝具で意味不明とか、そういうところは超越しているのです。16体もサーバントがいるんだから、細かいことを気にしていてはいけません。神にも等しい英霊たちが16体も登場するストーリーなんて、恐れ多すぎて人間様に描けようはずもないんです。人類の限界なんですよきっと。
アホガール、アホは永遠だった。最初から最後までただただアホだった。アホだー! 直球のアホキャラというのはこれはこれで珍しかったという気もしてきました。いや、本当に何も考えていないキャラって実は面倒じゃないですか。描くのとか。
異世界はスマートフォン、スマフォこれ全然関係ねぇな。知ってたけど。でも、ストレスフリーなお話は嫌いじゃないです。常に主人公を讃えるだけの時間帯ですが、嫌いじゃないです。特にお話が面白いわけでもなく、出てくる女の子全てが登場の10分後には「主人公すげー」と異口同音になりますが、嫌いじゃないです。そんな作品です。
こんな感じでした。