雨谷の日和

過去20年で2,800を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

2024年07月期中間時感想

地震に豪雨にノロノロ台風、いろいろありましたが夏もそろそろ終盤ですね。みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。

それはともかく、アニメの感想です。

[2024年07月期](中間時)

01.→ 【推しの子】第2期
02.→ 烏は主を選ばない
03.→ 逃げ上手の若君
04.↑ 負けヒロインが多すぎる!
05.↑ かつて魔法少女と悪は敵対していた。
06.↓ NieR:Automata Ver1.1a【第2クール】
07.↓ 僕のヒーローアカデミア 第7期
08.→ 転生したらスライムだった件 第3期
09.→ 義妹生活
10.→ ダンジョンの中のひと
11.→ 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
12.↑ 俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~
13.↓ 異世界失格
14.↓ NINJA KAMUI【ニンジャカムイ】
15.↓ 魔導具師ダリヤはうつむかない
16.↑ 小市民シリーズ
17.↓ 杖と剣のウィストリア

【推しの子】 烏は主を選ばない 逃げ上手の若君

推しの子、いやー、楽しかったですね舞台編。それまでの伏線を本番でアレコレ決着させるカタルシスはさすがとしか。それにしてもカナちゃんとアカネちゃん、因縁が根深かった。このまま恋模様もひきずって次にいくんでしょうかね。そして本編の衝撃、予想はしてましたけどなかなか面白い方向に持っていきますね。楽しみです。

烏は主を選ばない、こんどは謎の猿軍団が。ヤマウチは聖なるチカラで護られているとかそういう世界設定も出てきたりで、ファンタジーな展開になってまいりました。そして現れる地下街。1クール目が宮廷劇っぽい感じだったのが、こんどはサスペンス仕立てと、なかなか豪華な筋立てで楽しいです。

逃げ上手の若君、このお話、主人公サイドも敵サイドも変態だらけで、どっちの変態が相手を上回れるか、みたいな感じのバトルになってますよね。価値観すらもド外道なキャラまで登場して、どこにも救いがないというか。若様のすがすがしさが唯一の清涼剤というか。史実に負けず頑張ってほしい。

負けヒロインが多すぎる! かつて魔法少女と悪は敵対していた。 NieR:Automata Ver1.1a

負けヒロイン、設定的には変化球な本作ですが、ヒロインの心情の描き方、揺れる恋心といった部分は本格派でぐっと魅せてくるものがありますね。負けるにも負けるだけのちゃんとしたロジックがあるのも納得感というか、完全なる敗北感というか、だからこその悲哀、勝てるはずのないあがきの物悲しさとそしてちょいちょい挟まれる残念ヒロインムーブがあいまった愛くるしさがいいですね。楽しいです。

かつて魔法少女と悪、もはや相思相愛なんだが悪の幹部の恋心ダダ洩れなんだがそんなことで世界征服とか無理なんだがとか思ってたら他の魔法少女に対しては容赦ないんだが他の魔法少女はビーストちっくなんだが仲良しだそうなんだが相方のトリ野郎はいつも敗北なんだがだがそこがいい。

NieR:Automata、ほんとうにこの作品は意識高い系というか、空気感で見ている側にわからせてくるという圧の高い作風で楽しいです。と思いきやキカイ生命体の子どもたち(?)はうんこうんこ連呼で乾いた笑いしか出ない。9Sさんはどんどん脳破壊が進んでいるみたいなんですけど大丈夫なんでしょうか。そしてA2の物語の結末やいかに。気になります。

僕のヒーローアカデミア 転生したらスライムだった件 義妹生活

僕のヒーローアカデミア、最終決戦、ミドリヤ少年の強さが限界突破してて圧倒的ですね。そして他の戦場にも動きが。ヴィラン側の主張とアカデミー側の主張のぶつかり合い、分かりあうことのない平行線なのかも知れませんが、そのぶつかり合いこそが物語なのかもしれません。それぞれの決着がどうなるのか、楽しみです。

転生したらスライム、いやはや開国祭楽しいじゃないですか。いままで出てきたキャラたちが勢ぞろいで、その中にそれぞれの国の重要人物もちょいちょい居て、まさにリムル様の総決算といった趣きです。勇者とかその辺の行方も楽しみですね。さてここからひと悶着あるのかどうなのか。

義妹生活、メインの二人の心情描写を日記という舞台装置を通して、過去の記憶とともに紡いでいくスタイル、アニメ映えしない感じの作風ですがそれをドラマ仕立ての演出でうまく処理している、丁寧に二人を描写している肌触りがだんだん癖になってきますね。そしてとどめのレシート、毎週楽しく読んでしまっている自分に気付く。はやく次のレシートをよこせ!

ダンジョンの中のひと 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜

ダンジョンの中のひと、ダンジョンの裏側の仕組みが結構いろいろ考えられているようで、それでいて核心の仕組みはけっこういい加減だったり、雇われモンスターへの配慮とかの事情であまり計画的じゃなかったり、アレコレそういう人間臭い運営のされ方が楽しいですね。主人公は探索者としての立ち位置も継続するとか。そういう融通の利かなさも魅力でしょうか。

時々ボソッとロシア語、妹がキモウトで楽しい作品という印象。メインのヒロインはほんとなんのとりえもなくてたんなるお色気担当といった感じで空気ですね…生徒会選挙とかどうでもいいのでチョロインな残念シーンに期待。ていうか学生議会とか茶番過ぎてちょっと見てられない感はある。

俺は全てを【パリイ】する、勘違い系無自覚無双というジャンルがあるらしいんですが、毎回毎回竜のことをカエルと勘違いしたり凄腕冒険者のことを親切な通りがかりの人と勘違いしたり、そうはならんやろなシーンの総合デパートなわけですが、それを助長する姫様の「先生がそうおっしゃるなら、そうです!」という力強いお言葉に苦笑が絶えません。楽しい。

異世界失格 NINJA KAMUI 魔導具師ダリヤはうつむかない

異世界失格、勇者たちがすっかり悪者になっている世界観の中で、さて当の主人公はというと、自分の作品を執筆することにしか関心がないという傍若無人、さすがこれは異世界失格であるなと感じ入るんですが、毎回それはそれなりに活躍してことを丸く収めてしまう黄門様ご一行ムーブでとんとん拍子です。楽しい。

NINJA KAMUI、なんと敵の幹部が実は味方だった!という衝撃展開はともかく、ニンジャの外装マシンが充電式で、その電池切れタイムで決着がついてしまうという残念仕様というのが興覚めですね…。そういうネタを仕込むならそれなりのお話上の必要性がないといかんのですよ。頑張れ、ニンジャ。

魔導具師ダリヤ、婚約破棄されたと思ったらすぐにイケメンゲットしてしまうダリア嬢、そして父の顔なじみたちが何かあるたびに入れ代わり立ち代わり良い感じの支援をしてくれるという。なんというか、とんとん拍子のサクセスシンデレラな感じですが、演出が地味なのでイケメンがイケメン設定なのだと気づくのにちょっとかかりました。もっとわかりやすいイケメンムーブ希望。

小市民シリーズ 杖と剣のウィストリア

小市民シリーズ、推理とかしないぞと意気込んで小市民面を気取っている主人公ですが、そんなことはどうでもいいからさっさと考察垂れ流して小山内さんといちゃいちゃしてればいいよ。

杖と剣のウィストリア、マッシュるマッシュる!というか、嫌われている相手をなんの経緯もなくいきなり同じチームにするとか、競技中にそいつが脈絡なく決闘を挑んでくるとか、ライバルを圧倒して勝利したけど第三者カップをかっさらわれるとか、もうやってはいけない五か条全部をこなしてしまうそのセンスの無さに脱帽することしきりです。どうすんだこれ。

こんな感じで。