雨谷の日和

過去20年で2,700を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

2019年07月期開始時感想

一通り新番組を確認し終わったので、まとめておきます。

まずは新番組の個人的順位から。

ヴィンランド・サガ
ダンベル何キロ持てる?
荒ぶる季節の乙女どもよ。
炎炎ノ消防隊
彼方のアストラ
Dr.STONE
ソウナンですか?
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿-魔眼蒐集列車 Grace note-
コップクラフト
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ
まちカドまぞく
グランベルム
スタミュ-高校星歌劇- 第3期
とある科学の一方通行
うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
魔王様、リトライ!
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
女子高生の無駄づかい
胡蝶綺 ~若き信長~
Re:ステージ! ドリームデイズ
ギヴン
異世界チート魔術師
ナカノヒトゲノム【実況中】
手品先輩
かつて神だった獣たちへ
あんさんぶるスターズ!
BEM(妖怪人間ベム新作アニメ)
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
ビジネスフィッシュ
指先から本気の熱情-幼なじみは消防士-
ありふれた職業で世界最強

ヴィンランド・サガ ダンベル何キロ持てる?

ヴィンランド・サガダンベルがお勧め、一方通行くらいまでがお好みラインでしょうかね? それより下はマニアックゾーンということで。 続編ものが上位にいないのは結構久しぶりな感じです。ほぼ漫画原作の新ネタ無双な今期ですかね。

さて、この結果から、今期の視聴リストは以下のような感じに。

[2019年07月期](開始時)

01.◎ ヴィンランド・サガ
02.→ キャロル&チューズデイ
03.↑ 鬼滅の刃
04.◎ ダンベル何キロ持てる?
05.◎ 荒ぶる季節の乙女どもよ。
06.◎ 炎炎ノ消防隊
07.◎ 彼方のアストラ
08.◎ Dr.STONE
09.◎ ソウナンですか?
10.↓ フルーツバスケット 新作
11.◎ ロード・エルメロイⅡ世の事件簿-魔眼蒐集列車 Grace note-
12.↑ ブラッククローバー
13.◎ コップクラフト
14.◎ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ
15.◎ まちカドまぞく
16.◎ グランベルム
17.◎ スタミュ-高校星歌劇- 第3期
18.◎ とある科学の一方通行
19.◎ うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。
20.◎ 魔王様、リトライ!

【メーカー特典あり】 Polly Jean/Not Afraid (CD) (メーカー共通特典 : ジャケットステッカー 付) 鬼滅の刃 荒ぶる季節の乙女どもよ。

ヴィンランド・サガ、肉厚な物語です。北欧の海の戦士達のお話なんだと思うのですが、時代背景の見せ方とか、船上での戦い方についての細やかさとか、そういった部分の質感というんでしょうか。肉がぶつかり合い、剣が弾けるその感触が伝わってくるような描写力が素晴らしいです。絶対的な強さを誇る父、その戦士としての生き様の結果としての死というのは、分かってはいても切ないですね。ここから主人公は海賊の仲間として腕を上げていくんでしょうか。楽しみです。

キャロル&チューズデイ、後半に入って色々放送スケジュールの兼ね合いがあるのかまだ2話しか進んでいませんが、とりあえず約束された成功を蹴り上げて敏腕プロデューサーと手を組むことになった2人という感じでしょうか。キャロルの親御さん問題はしっとりといい話にまとまって、これで憂いは無くなったということですかね。後半ストーリーの展開、政治がらみのきな臭い雰囲気もあるんですが、チューズデー関連のアレコレがエスカレートして盛り上がったりするんでしょうか。楽しみです。

鬼滅の刃、イノスケさん、単なる野生児キャラでした、褒められるとホワホワしてしまうチョロさもあって可愛いですね。イケメンキャラというのもギャップあっていいですし、いちいち主人公と張り合うところもやんちゃ元気系キャラの基本を押さえていて可愛い。イノスケ可愛いよイノスケ。一方のゼンイツさんはかっこいいですねー。何といっても稲妻の剣術のビジュアルの鮮烈さはやはりインパクト抜群で爽快感あります。普段うじうじしてウザいけど。……鬼滅はキャラ萌えだと感得しました。

ダンベル何キロ、いやはや、筋トレうんちく作品なんですが、エンターテインメントとしてのバランスが非常に良くて、大変楽しく見ています。キャラもそれぞれ筋トレに対する立ち位置のようなものがあたりで、そこからくる発言のバリエーションがいちいち楽しいというのもこの作品ならではという感じでしょうか。ビジュアル的な配慮もそこはかとなく充実していますし、筋肉講座の解説は近年の研究成果を盛り込んであって適切ですし、言うことなしです。

荒ぶる季節の乙女、主人公含む文芸部メンバのキャラがそれぞれで面白いです。エスバツを巡るアレコレなお年頃模様を生々しく描くという企画、それでもほんのり恋色模様というバランスがいいですね。出てくるメンズキャラは少女漫画ちっくな非現実感ありますが、腐女子センサー的には大好物でそこも手厚いサービスと言えるでしょう。言えるでしょう。下品さを臆面もなく全面に押し立てつつラブコメ的なエンターテインメントとしても成り立っている、そんな作品です。楽しいです。

炎炎ノ消防隊、炎を軸とした戦闘スタイルの派手さが画面映え抜群で爽快感ありますね。その一方で、人が突然に炎の悪魔と化してしまう社会、そこで起きるであろう事象についての考察っぽさからくるお話作りが良いです。キャラのあざとさは相変わらずでキャラ萌えな軸足はまあ仕方ないとしても、消防隊が第一から第八まであって、それぞれの成立背景が違っていて、思惑も交差しまくって、利害も時々ぶつかってといった世界観はなかなか考えているなという感じです。

炎炎ノ消防隊 彼方のアストラ Dr.STONE

彼方のアストラ、今期のサバイバル三人衆が一人。宇宙の果てに強制転送されたからそこから帰還するよ! というお話です。SFモノで各惑星を巡るという企画なので、それぞれの惑星の映像的な描写が楽しめます。生態系についてのネタからチームが危機に陥ったり、それを利用して切り抜けたりといったお話の組み立てが良いですね。物語のテーマとしては、チームの結束というか、諦めない心をどう維持していくかといったところでしょうか。内部に裏切り者がいるというのも、グリーンカードっぽさがあってドキドキしますね。

Dr.STONE、サバイバル三人衆が二人目。人類石化事件から3,700年の時を経て復活した人々が、科学を取り戻すぜ! というお話です。時間経過で文明崩壊な世界観からの科学うんちくな企画なので、中学校くらいでもなんとかなりそうな科学豆知識が楽しいです。火薬作るとか結構簡単そうな描写でちょっとハラハラしますが。まあしかし、主人公二人組が知能と体力のバケモノなので、そこはジャンプ漫画的なヒロイック要素ですね。まあ、そういう基本的な部分で苦労する描写を入れてもお話停滞するだけで面白くならないのでそれはオッケーですよね。ライバルの武闘派さんもいいキャラしていて面白いです。

ソウナン、サバイバル三人衆末娘。無人島に女子高生が流されたのでサバイバル生活始めました! というお話です。オーソドックスに現代を舞台としているので、実用的なサバイバル知識のうんちくで進行します。セミがエビっぽくて美味いとか。サバイバル的な状況になった場合の優先順位が「住、水、食」であるというのは肝に銘じたいところではあります。まずは体温保全のための住(+衣類)が最優先で、その後が水の確保、三日以内に食料確保という。それぞれのタイムリミットについてもきちんと解説していて、分かりやすいというのもポイント高いです。ビジュアル的には女子高生萌え寄りなんですが、サバイバル要素はガチなところもグッド。

フルーツバスケット、魚ちゃんとか花ちゃんとかの掘り下げも充実していますね。親友ネタだと主人公がマジ天使なので、泣ける。

ロード・エルメロイ、魔術師がらみの犯罪ではハウダニットとフーダニットという問いに意味がない。そんな条件下でのミステリ仕立て、そうなるとどうしてもワイダニットだけがクローズアップされるというメタ視点な会話をキャラ自身が口にしたりとなかなか冗談要素もイギリス仕立てかよといった趣の作品です。ワイダニットの部分を掘り下げて、魔術師としての行動原理やその得意魔術からくる状況考察といったお話は楽しいです。それにしても主人公のエルメロイ卿(旧ウェイバー・ベルベットきゅん)のひ弱さに比べ、その周辺の生徒を含む人物達の強さというのが際立ちますね。もしかしてそれサーバント級なんじゃ!?ってなツッコミで忙しいです。他のFate作品(アポクリファとか)からのゲスト出演も多彩で楽しいです。

ブラッククローバー、ああああ、ま、魔法帝様がーっ! 貴重なおっさん枠がーっ! くそう。許さんぞ白夜の魔眼。というところでのスケキヨさん登場でこの先どうなるのか。一方で主人公達の戦いも続いているわけで、そっちの結末も気になります。

ソウナンですか? ロード・エルメロイ?世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- コップクラフト

コップクラフト異世界と地球が繋がっちゃって、そこから美少女がやってきたよ! 騎士だよ! 警察と合同で誘拐された妖精を助け出すよ! というなんとも頭悪そうな世界観とベタベタの展開なんですが、キャラの細やかな心情や行動といったところがいちいち楽しいです。お話の展開は同じ作者の「フルメタル・パニック!」っぽさもあり、ドタバタ感とシリアスのバランスが手馴れていますね。

ダンジョンに出会い、アポロンさんまじ変態で引くわー。マジきもいわー。

まちカドまぞく、主人公が弱々魔族に突然覚醒で、魔法少女を倒さないとビンボーから脱出すら困難という世界観、笑いを誘うことに特化しすぎ感ある。しかも魔法少女が実はクラスメイトにいるとか、コンパクトなきらら世界観は大好物です。魔法少女のモモさんは男前なダンベル何キロ持てる系キャラでしかも無口属性とか、個人的には大変よろしくて鼻血でそう。惚れる。でも魔法少女としては最弱とか属性盛りすぎ感ある。楽しくて仕方がない。

グランベルム、ロボットアニメかと思ったらFateだった的な盛り込み企画、今の所主人公の参戦原理がシローさんチックでウゼェ。他のヒロイン達の参戦理由は様々で、その辺はウィクロス的な要素でもあり。まあ、あれらの鬼畜ストーリーと違って敗戦してもペナルティとかなさそうではありますが。戦闘中に死んだらどうなるとかの描写はこれからですかね。

スタミュ、二年生になったらいっこ上の先輩達にいじられまくってるよ! という展開。うーん。先輩達、新しいカオウカイを一人一人紹介してよいしょするためだとはいえ、主人公チームの行動がむちゃくちゃで無思慮すぎる感じになっちゃっているのがちょっと残念ですかね。ミラクル星谷っぽくない展開が続いていてややフラストします。シナリオが練れてない感ある。

とある科学の一方通行、一方通行さんが強すぎてストーリーに緊迫感とか無縁状態で笑えます。新ヒロインの描写がやや矛盾していて脇が甘いなぁといったところはまあ、お茶目な話として流すとしても。水戸黄門的な楽しみ方で良いんでしょうし。

まちカドまぞく グランベルム 魔王様、リトライ!

うちの娘、ラティナちゃんの成長が可愛いだけの作品。学校で教師から迫害とか絶対に許さない。さて、ここからはどう展開するんでしょうね。このまま日常系で進むのか、何か騒動が起きるのか。

魔王様、リトライ、予算も原作力も低空飛行な本作品、しかしなんとなく主人公のキャラのおかげで憎めないというかそこはかとなく笑って楽しめるというか、いい感じのゆるさが気に入っています。お話の展開的にはイキリ骨太郎的な系統なんですけどね。ギャグに全振りな感じでしょうか。

こんな感じで。