雨谷の日和

過去19年で2,600を超えるアニメの第1話だけは見続けた僕のお勧めアニメがハズレなはずがない

2021年10月期終了時感想

はい、年末です。COVID-19も国内ではひと段落な気配ですがまだ新型株も出現したりで、そろそろパンデミックも終盤戦ということなのかどうなのか、気になるところです。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さてそれはともかく、アニメの感想です。

[2021年10月期](終了時)

01.→ 王様ランキング
02.→ ブルーピリオド
03.→ 鬼滅の刃 遊郭編
04.→ 無職転生-異世界行ったら本気だす-
05.→ 最果てのパラディン
06.→ プラチナエンド
07.→ 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
08.→ 見える子ちゃん
09.→ 86―エイティシックス―
10.→ 白い砂のアクアトープ
11.↑ 古見さんは、コミュ症です。
12.→ takt op.Destiny
13.↓ 海賊王女
14.↓ 異世界食堂2
15.↓ 結城友奈は勇者である -大満開の章-
16.→ 大正オトメ御伽話
17.→ 月とライカと吸血姫
18.→ サクガン!!
19.→ 境界戦機
20.→ 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
21.→ ルパン三世 PART6

王様ランキング ブルーピリオド テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編

王様ランキング、なんだか主人公が強くなった?! というか、もともと幼少期から厳しい特訓をしていて基本的なところはとんでもないことになっているとかで。キャラの設定の出し方がうまいですね。主人公の筋力が無いという致命的な弱点にも父王や国そのものの成り立ちに由縁していたりとか、世界観っぽいところも緻密で引き込まれます。そしてなにやら父王やその側近の鏡の人にも訳ありの雰囲気が。続きが気になる!

ブルーピリオド、一次試験、二次試験と畳み込むような終盤展開でした。受験というものはみんなそれぞれに苦悩するという人生の中でもかなり上位に来る経験ではあるんですが、それを物語として描くとなるとなかなかのむずかしさがあると思うのですが、見事に描いています。素晴らしい。見応えのある作品でした。感謝しかない。

鬼滅の刃、ついに開幕しました遊郭編、上弦の鬼との対決シリーズですね。さっそく黄色い人が鬼の手に落ちたり、柱の人の部下たちの行方に暗雲が立ち込めたりとピンチピンチで状況最悪な雰囲気ですが、ここからどう突破していくんでしょうか。バトルシーンになると迫力マシマシなのはテレビ版とは思えないクオリティで大満足です。かっこいい。

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 最果てのパラディン プラチナエンド

無職転生、身内の救出も果たして故郷に帰還…と思ったらものごっつ強いおっさんにボッコボコにされるという急展開。このお話油断ならないですね。ヒトガミさんって、嫌われ者なのかな。主人公はヒトガミさんの使徒という扱いになるらしく、それで色々と特殊なことになっているとかなんだとか。うーむ、世界観も細やかですね。そして仲間との別れからの再出発ということで、二期に期待。

最果てのパラディン、街に来ましたよ、街に。アンデッドばかりで人間ほぼいなかった前半からするとたいへんにぎやかなシーンになってほっとしますね。神殿の神官長さん、コワモテなのに超イイ人とかなかなか面白い設定でいいですね。一人で戦ってきた感じの主人公が、ここからは仲間と一緒に苦難を乗り越えていくとか、そんな感じになるんでしょうか。続きを、はやく。

プラチナエンド、状況をかき乱すキャラというのにも色々なタイプがあるわけですが、敵役の神候補は進んでそういう手駒を放ってくるとかそんな感じでしょうか。そしてナチュラルにかき乱し系キャラも登場、速攻主人公側に裏切るとか笑うしかない展開も納得感あって面白いですね。天使が奇跡を起こすとか、そういう世界観設定も絡めての展開、手腕が光ります。

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する 見える子ちゃん 86-エイティシックス-

世界最高の暗殺者、大団円でした。しかしなんと、これで単行本1巻分らしいですよ。もしかしてここまでがプロローグなのかな。最後に勇者本人が登場したりもして、二期じゅうぶんやれそうな雰囲気で幕でした。一期のところで終わっても十分楽しめる完成度ですが、できれば続きを期待したいところです。

見える子ちゃん、主人公の他にも見える子、でも見える範囲というかタイプが違うんですかね。主人公は他人のオーラは見えないけど、もう一人の方は邪気を払うオーラは見えているという。そして悪役かと思われた人物が実は…という展開、大好物でした。みんな幸せになってよかった。

86、なんと、放送スケジュールの関係で結末は3月に放送予定だとか。やっぱり万策尽きてたのか…。春先に放送していた前半、理不尽さと無理やり感のあるシナリオで結構フラストしましたが、秋から放送の後半は少し理不尽感が薄れて見ていて面白かったです。ただ、いつまでも感情面でうじうじする描写が長いので、そこカットすれば1クールに収まったんじゃないかとか思わないではない。

白い砂のアクアトープ 古見さんは、コミュ症です。 takt op.Destiny

白い砂のアクアトープ、乗り越えましたね、主人公。自分自身がなにを目指しているのか、水族館で働きたいという想いは最初からはっきりしていたけれど、その意味について実はいままで向き合ってきていなかった、といった話だったのかなと思いました。生き物たちのために、私たちができることをなんでもやるんだというそういう決心に至ったように感じました。なかなか考えさせられる作品でした。ありがとうございます。

古見さん、アニメ演出のキレが凄いこの作品、後半になってくると各キャラの設定出しも終わって一瞬の切れ味でどんどんとネタをぶち込んでくるスピード感が凄かったですね。飽きる暇を与えない、そんな怒涛のギャグラッシュに圧倒されました。そしてそんな加速感の合間に差し込まれる古見さんの静寂、そしてそこに寄り添う主人公との間で交わされる微妙な表情のやり取りが恋の予感にむず痒いです。楽しかったです。

takt op、結末、これはバッドエンド系ではあるんですが、そこからソシャゲのストーリーに見事につながっていくというのはイイですね。当初からソシャゲのキャストとアニメのキャストが違うとか、キャラデザに違和感が、といった声があったのですが、すべてはこの展開のためということで、計算された作品だったのだな、と思います。大団円でした。

『海賊王女』オリジナルサウンドトラック 異世界食堂2 結城友奈は勇者である -大満開の章-

海賊王女、いろいろと世界観がとっ散らかったまま強引にいい話として締めくくりましたね。うん。人類の存続を決定する巫女とか言ってますがそりゃちょっと無理ありますよね。冒険譚としてもっと純粋なエンターテインメントにしていれば…と思わないではないクオリティだっただけにお話の雑さは残念でした。ともあれ楽しい作品でした。

異世界食堂、最後は食堂に集う者同士の結婚ネタで締めましたね。各国の重要人物がそれとなく顔を合わせる場というのは実は強力で、こういう場所はほんとうに貴重だと思います。そして明かされる異世界食堂の成り立ち。なるほど、マスターは異世界人とこっちの世界のクォーターとかそういう話にしてきましたか。楽しかったです。

結城友奈は勇者、最終エピソード、地の神の誘いを足蹴にし、天の神の鼻っ面を殴りつけるという人類による反逆の一撃でしたね。神に頼ることなく自分自身の力で歴史をつないでいくんだよ、という覚悟を新たにする結末でした。勇者部の5か条も6か条になり。為せばたいてい何とかなる、に加えての無理し過ぎないという教訓、なかなか深みのあるものなんじゃないかと思ったり思わなかったり。ありがとうございました。

大正オトメ御伽話 月とライカと吸血姫 サクガン

大正オトメ御伽話、なんと関東大震災ネタを持ってきましたこの作品。たしかに時代としてはその頃ですね。なるほど。震災の中でそれぞれが互いのかけがえのなさを再認識するという王道展開、イイですね。もうほんとこの二人さっさと結婚して幸せになれください。楽しい作品でした。

月とライカと吸血姫、主人公、補欠からの復帰、そして大抜擢ということで宇宙に飛び立つわけですが、そのあと吸血姫さんのことを世界に公表するという大博打に出るという。破天荒な筋立てですが、そういうのもアリですね。かなりざっくりとした結末でしたが、いろいろなエピソードの中に不合理な国の体制下でも人間味を感じさせるワンシーンが印象に残る作品でした。ありがとうございます。

サクガン、いやはや、これはまさに打ち切りエンド。世界観とかなにもかもが投げっぱなしで。もしかして二期前提でシナリオ書き始めたんだけど途中でぽしゃったとか、そういう話でしょうか。オリジナル作品はこういうこともあるから難しいですね。いちおう私の理解だと、主人公は各居住区のお姫様的な存在で、お父さんがそこから彼女をさらってきたとかそういうことだったんだなぁと。どうも家族愛がどうこうとかむやみに強調してたのは、その裏設定から、ということなのかなと。

境界戦機 【dアニメストア独占配信】 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました ルパン三世 PART6

境界戦機、戦記モノとしてはかなりゆるゆるな本作品、日本が4つの他国勢力に分割支配されているというのに実際に敵として登場するのはもっぱらアジア軍だけというなんだそれ感がもはや味としか。かと思えばユーラシア軍の出番のためだと思うんですが船に乗って東北の方に遠征してみたり。船使ったら遠くまで行けるんだ…なんだその分割支配設定。謎過ぎる。そして一期の最後はゴーストさん戦で締めとか。うーん。二期やるのかな、これ。

真の仲間じゃない、終盤の勇者エピソードが意味不明過ぎて理解が追いつきません。なんなんだ。それぞれの行動原理が支離滅裂だし、なぜかそのキャラが知りえない情報を前提に行動していたりとか、もう無茶苦茶です。無理せずに辺境で姫様とイチャイチャしてるだけで良かったんや…。

ルパン三世、相変わらず押井さんの回は面白いです。というかそれぞれのネームドな脚本回はコンパクトにまとまっていて面白いんですが、シリーズの軸になっているホームズ編のエピソードが無理やりすぎて困惑する。

さて、新年の新番組も確認しないとだ!